昨季のジュニアグランプリ(GP)ファイナル4位の中村俊介(18=木下アカデミー)がフリーで124・26点をマークし、合計202・11点で優勝した。

4回転ジャンプの安定に力を注いでいる。冒頭の4回転サルコー-3回転トーループ。2本目の4回転トーループ。ともに両足着氷とはなったが、転倒することなく降りた。「とりあえず2本締められて着氷できた。練習の成果が出た」と手応えを口にした。

昨季の前半ごろから、4回転ジャンプの習得に力を入れてきた。「何とかなるだろう」と考えていたそうだが、成功率が上がらない。ジュニアGPシリーズでも、冒頭の4回転トーループで転倒を繰り返した。

「1人ではなんともならない」と気付き、YouTubeでイリア・マリニン(18=米国)の動画を見たり、周りのスケーターに聞いて回ったりし始めた。

特に島田高志郎(21=木下グループ)へは積極的に質問をして、エッセンスを取り入れている。1つ1つの動きを的確に指摘してくれる島田は、憧れの存在でもある。

「リーダーシップがあって、模範となるような態度というか。選手としてもうまくて、全てにおいて尊敬する存在です」

今は4回転トーループと4回転サルコーの安定を目指す。「参考になってるかは分からないですけど、ちょっと収穫があるようにしている」とうなずいた。

その先には、全日本ジュニアとジュニアGPファイナルでの優勝を見据える。

「年齢的にも、これからシニアに上がっていく面でも、4回転は当たり前なので、まだまだ全然足りないと思っています」

授けられた教えを体に染み込ませるため、跳び続けていく。【藤塚大輔】