宇都宮ブレックスの大学生プロ、小川敦也(21)がプロ初得点をマークした。
筑波大3年に在籍中の小川は第4クオーター(Q)残り6分7秒でコートイン。「緊張してしまって」いきなりトラベリングを犯してしまった。
しかしすぐに気持ちを切り替え、持ち前のスピードとキレのある動きで、コートを走り回る。3ポイント(P)シュートを外した直後、リバウンドを拾った遠藤祐亮からボールをもらうと、今度はドライブでペイントエリアに切れ込む。佐賀のビッグマン、ヨーリ・チャイルズをあっという間に抜き去り、レイアップシュートを決めた。
「相手が守備のマークをスイッチしてくるのは分かっていました。ミスマッチになったので、(自分の)スピードを生かしました」。昨季も特別指定選手(アマ契約)としてリーグ戦で得点を挙げていたが、プロとしては初得点。フリースロー1本も決め、プロ初戦に3得点を刻んだ。
さらにうれしい出来事も待っていた。同Q残り3分40秒、比江島慎のブロックショットから得たボールを運び、その比江島にノールックでロングパスを出し、3Pシュートをアシスト。入団とプロ契約を決めた理由の1つが比江島の存在であり、憧れのエースと息のあったプレーを披露した。
「比江島さんはノーマークだったら絶対に決めてくれる。笑顔でハイタッチしてくれました」とうれしそうに振り返った。トラベリングを指して、先輩たちに「ミスすんなよ」といじられた21歳。「いつもいじられています」と、笑いながら話す顔は、とても生き生きとしていた。【沢田啓太郎】


