バスケットボール男子で、NBAグリズリーズとのエグジビット10契約に合意した河村勇輝(23=B1横浜ビー・コルセアーズ)が9日、横浜市内で会見に臨み、「夢の実現のために日々精進して頑張っていきたい」誓った。
会見に同席した白井英介代表によれば、昨夏のワールドカップ(W杯)が終了したあたりから、複数のクラブが興味を示したという。代理人と各クラブが接触するなかで、グリズリーズからは先週に具体的な問い合わせがあり、6日に最終的なオファーを受けて合意した。河村は、「小柄な僕に、複数のオファーをいただけたことが何よりうれしいし、驚いた気持ちもあった」と振り返った。
グリズリーズには昨季、河村と同じように小柄なジェイコブ・ギルヤードが在籍。「そのような選手になって欲しいという具体的な話もあり、ビジョンが見えた」と明かした。
日本代表のチームメートである富永啓生も5日、NBAペイサーズとエグジビット10契約に合意したことが発表された。「彼と同じようなタイミングで最高峰のNBAに挑戦できることはすごくうれしいこと。お互いに契約がこうなったときに絶対に頑張ろうなと。必ず一緒にコートに立ってユニホーム交換したいなという話はした。彼と一緒にコートに立って、日本のファンのみなさんが喜んでもらえる形になれば最高」と話した
グリズリーズには昨季、渡辺雄太が所属した。なにか助言をもらったかと聞かれ、「グリズリーズだったりハッスルだったり、環境や組織の素晴らしさは雄太さんから話を聞いていた。純粋にすごく楽しみ。グリズリーズだけでなく、NBA全体が厳しい世界だと聞いている。しっかり覚悟を持ってプレーしたい」と話した。
◆河村勇輝(かわむら・ゆうき)2001年(平13)5月2日、山口県生まれ。福岡第一高時代にウインターカップ2連覇。直後の20年1月に特別指定選手としてB1三遠に加わり、当時のB1最年少出場記録、最年少得点記録を更新。東海大在学中から特別指定選手としてB1横浜BCでプレー。ふふ年春に東海大を中退し、プロとして横浜BCでプレー。22-23年はレギュラーシーズンMVP、新人賞に輝いた。23年沖縄W杯日本代表。尊敬する人物はイチロー。身長172センチ。
◆エグジビット10契約 NBAで定められている契約の1つ。最低年俸、無保証での契約となるが、クラブはシーズン開幕前、NBAと下部組織のGリーグチームを一定期間行き来できるツーウェー契約に切り替えることが可能。開幕前に契約解除された場合も、契約クラブ傘下のGリーグチームと契約することができる。17年、ツーウェー契約ともに導入された比較的新しい制度。


