24年ユース五輪銅メダルの高木謠(よう、17=太陽生命)が61・34点で首位発進した。冒頭のルッツ-トーループの連続3回転ではセカンドジャンプが4分の1回転不足となったものの、以降の3回転ループ、ダブルアクセル(2回転半)は成功。2位に10点近く差をつけた。

8月のジュニアグランプリ(GP)シリーズ第1戦ラトビア大会は4位となったが「落ち込んでいる暇はない」と基礎練習で自分を見つめ直した。スケーティングやスピンの練習に力を入れてきたといい「今日は自信をもって挑めた。全部のジャンプを降りることができたので『よっしゃ!』という感じ」と笑みを浮かべた。

今季はリンクメートのMFアカデミー(千葉・南船橋)勢が躍動。シニアのGPシリーズでは、前週の第1戦フランス杯で1学年後輩の中井亜美がデビュー戦ながら優勝を果たした。この日は第2戦中国杯に先輩の渡辺倫果が臨んでおり、試合前には「やるぞ! 高木っ!」とメッセージが届いたという。「はい! 頑張ります! という感じで。良いお姉さんです」とにっこり。第3戦スケートカナダにはMFアカデミーから青木祐奈も出場予定で「トップで戦う選手がたくさんいるので、あらためて幸せ者だなと思います」と感謝した。

25日にはフリーに臨む。「ショートの気持ちを切らさないようにしたい。お客さんに楽しんでいただけるように、最後まで表情をつけながら演技したい」と思い描いた。【藤塚大輔】