フィギュアスケート男子の冬季オリンピック(五輪)2連覇王者、プロ転向4年目の羽生結弦さん(31)が11日、単独公演の新作をサプライズ発表した。出演・制作総指揮を執る「ICE STORY」シリーズの第4弾で「WHITE…」。時期や規模は「まだ言えないですけど…やります!」と宣言した。
この日は番外編「YUZURU HANYU REALIVE an ICE STORY project」の初日を地元宮城のセキスイハイムスーパーアリーナで迎えた。上演後の第2部として、羽生さんが執筆するオリジナル物語「WHITE…」の前日譚(たん)となる「PREQUEL Before the WHITE」も披露し、立ち見も含む超満員7000人を魅了した。映画「国宝」の音楽を手掛けた原摩利彦氏(43)が全10曲を書き下ろしていたことも明かされた。【木下淳】
公演後の一問一答(3)は次の通り。
-PREQUELに出てきたキャラクターは
どうなんだろう…。どこまで言うか悩むんですよね(笑い)。だから、さっき言ったように、どういうふうに見えてほしいなっていうのは自分の中ではあるんですけど、それを言っちゃうことによって、狭めちゃんのもあれだしな、っていうのはありつつ。うん。でも、それぞれの大切な人であったり、大切なものであったり、大切な出会いみたいな感覚で、あの子を見ていただけたらうれしいなと思います。
-PREQUELで白い布が降りてくる場面がある。どういう見方をすればいいか
原作としては、あそこ、すごく風のイメージなんですね。その階段を登って、風に切り裂かれながらも、そこに巻き込まれずに自らの意思で突き進むみたいな感覚で、あれを張り巡らされた風の線みたいな形、プラス、鳥居に入っていくこともあって、神聖な感じも出しつつ、階段を登っていくにあたって、自分の何か心をちょっとずつ神聖な部分に持っていく、みたいな感覚で、あの演出を作っていっていただきました。
--空間を生かした
そうですね。ホント緊張するんですけど。やっぱICE STORYの演出でしかできないものですし、僕自身もすごく楽しみにしながらやってきましたし。現地に入ってからじゃないと練習できないので、いろいろと大変ではあるんですけど。でも、そのスケール感だったりを楽しんでいただけたらうれしいなと思います。
-4Thは発表した、ということで大丈夫か
大丈夫です。大丈夫です(笑い)。全然、大丈夫です。はい、開催はします。
-原摩利彦さんに作曲を願いした経緯は
今回、全編オリジナルにしたいという気持ちがまずあって、その中で、じゃあ誰にお願いしたいかな? と。まず原作をつくった上で、じゃあ、こういう方かな? と何人か演出チームと映像チームと話し合いながら、ICE STORYチームで話し合いながら、何人かピックアップさせていただいて、その中で原摩利彦さんにお願いしたいなということでお願いしたところ、本当は当初、全曲、というプランではなくて。摩利彦さん、本当にお忙しい方なので1曲だけでも2曲だけでも、みたいな感じでお願いしたら、摩利彦さんが全部書きたいって言ってくださって。わざわざ、自分のところだけじゃなくて、映像のところまで全部書き下ろしてくださって。ホント、自分が書いたストーリーに色をつけてくださった。その音色という色を、どんどんつけてくださって、そのストーリーを聴覚で感じられるようにしてくださってて、本当に僕自身も滑ってて気持ちいいなというか、自分自身がその…何だろうね(笑い)。何て言っちゃえばいいんだろうね。ちょっとネタバレになるなって思って、ちょっと止めちゃったけど、書いた原作者として、すごくその物語を感じながら滑らせていただいています。


