フィギュアスケート男子で22年北京、26年ミラノ・コルティナ両五輪(オリンピック)で銀メダルを獲得した鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)が13日、自身のSNSを更新し、来季の休養を発表した。インスタグラムで「試合には出ず、休養を取ることにいたしました」と明かし、7月開幕の新シーズンを欠場する意向を示した。

この決断により、2026-27年シーズンはフィギュア界の勢力図が大きく変動する1年になりそうだ。全日本選手権2連覇中の絶対軸が不在となれば、年末の大舞台は一転して混戦模様。2月のミラノ五輪で銅メダルを獲得した佐藤駿(エームサービス/明大)が王座奪取の最有力候補に浮上するが、同代表の三浦佳生も爆発力を秘める。さらに、来季からシニアに転向する中田璃士(TOKIOインカラミ)は多彩な4回転ジャンプを武器に一気の頂点も現実味を帯びる。友野一希(第一住建グループ)、山本草太(MIXI)ら実力者も来季の現役続行を表明しており、タイトル争いはまさに群雄割拠の様相を呈しそうだ。

女子も大きな転換点を迎える。ミラノ五輪銀メダルで全日本選手権5連覇中の坂本花織(26=シスメックス)は、日本人単独最多4度目の優勝を飾った3月の世界選手権を花道に引退。ミラノ五輪銅の中井亜美(TOKIOインカラミ)、4位の千葉百音(木下グループ)といった実力者に加え、世界ジュニア選手権4連覇を成し遂げるなど無敗のままジュニアを終えた島田麻央(木下グループ)が、シニアの舞台に満を持して参戦する。新旧が入り交じる中、構図が一変する可能性がある。