高校ラグビーの名門で前身が伏見工だった京都工学院が31日、京都府高校総体で昨年度全国準優勝の京都成章を36-12で逆転で破り、優勝を飾った。

ラグビー部の監督、総監督を歴任し、計4度の日本一に導いた「泣き虫先生」こと山口良治さんが、5月29日に脳梗塞(こうそく)のため83歳で亡くなった。

3度目の優勝時、主将だった大島淳史監督(43)は「山口先生が作り上げた伏見工の、あの強い赤黒ジャージーを復活させようと、選手を送り出した。(今冬の花園で)先生に日本一を見せるために、頑張りたい」と涙ぐんだ。

この日のスタンドにも山口さんがモットーとし、部訓になった「信は力なり」の横断幕が掲げられた。京都工学院はもちろん、京都成章の選手も喪章を左腕に巻き、全力プレーで会場を沸かせた。

横断幕の横には背番号7のジャージーも用意。大島監督は「日本代表ではフランカーで活躍された先生に、この1年は報告の意味を込めて」と、今後も試合会場に背番号7を掲げ続けるという。今冬は2大会ぶりの花園を決め、天国の恩師に2005年度以来の日本一をささげるつもりだ。

【伝説の伏見工:連載1】廊下をバイクが走る荒れた高校に山口良治がやってきた - ラグビー : 日刊スポーツ・プレミアム