フィギュアスケートで2010年バンクーバー・オリンピック(五輪)男子シングル銅メダルの高橋大輔さん(40)と柔道男子60キロ級で五輪3大会連続金メダルの野村忠宏さん(51)の対談イベントが東京都内で行われた。

2人の出会いは3年前。高橋さんが野村さんの公式YouTubeチャンネルに登場したことがきっかけだ。

それぞれの立場からAIについても語り合った。

私生活などで生成AIの使用について司会者から尋ねられた高橋さんは「一切使っていない」と意外な回答を口にした。

ただ、「グーグルブラウザで検索したらAIが出してくれるのは使っているんだろうけど、チャッピー(チャットGPT)まではいけていない」と補足した。

一方、柔道イベントや治療院運営に力を注ぐ野村氏は「なるべく使うようにはしている。知識として知っといた方がいいかな」と語る。

だが、物事の効率化による弊害もある。

だからこそ、「生でしか見られないもの、体を使って表現するものの希少性がさらに高まってきている。柔道もスケートも肉体を酷使しながら時間をかけてつくっていけるから伝わるものがある。そこに感動があると思う」とオンラインとオフラインの両方の良さを強調した。

アイスショーのプロデュースなどに励む高橋さんも「昭和すぎるのか分からないんですけど、俺が時代についていけていないなっていうのはあって。すごく自分に対してもったいないなとは思って生きている。使えば使えばいいのに、なぜ使わない」と本音を吐く。

すると、野村さんは3年前に「引っ込み思案でシャイでなかなか外に行かない」高橋さんから食事に誘われた話を明かした。

しかし、それから3年。野村さんは高橋さんから一度も誘われていなかったという。

「シャイな大輔」をアップデートできていないことを野村さんに指摘された高橋さんは「誘いたいですけど、僕のためなんかに時間をって思ってしまって…」と弁明をしていた。

すると、野村さんは「AIに『どうしましょう』って聞きましょうか」と高橋さんにAI活用を提案をしていた。