世界ランク5位で前回王者の張本智和(23=トヨタ自動車)が同3位の松島輝空(そら、19=フリー)を4-2(11-4、11-9、8-11、15-17、11-5、11-9)で破り、今日午後7時15分開始予定の決勝へ進んだ。
「まずは1ゲーム目を取り切れた。実力が同じだと先手を取ったほうが有利。リードできたことが大きかった」と勝因を語り、観客に「決勝でもぜひ力を与えてください」と呼びかけた。 25年から全日本選手権決勝で連敗していた4歳下の後輩に雪辱。
妹・美和(18)も女子シングルスで決勝に進んでおり、兄妹でのW優勝までともにあと1勝とした。女子決勝は午後6時半から行われる。
【卓球】張本美和&張本智和、兄妹同時優勝なるか WTTチャンピオンズ決勝/ライブ速報します
男子準決勝
| 松島輝空 | 2 | 4-11 9-11 11-8 17-15 5-11 9-11 - | 4 | 張本智和 |
◆試合経過
第1ゲーム
張本が序盤からたたみかける。2点を先取すると、その後は一時8-2にリードを拡大。得点を決めるたびに「チョレイ!」と声をあげた。松島のオーバーを誘う場面が目立ち、第1Gは張本が11-4で奪った。
第2ゲーム
張本が1-0とリードして第2Gに入る。張本はいきなり3連続得点。3-3からも相手のオーバーを誘ってリードを広げる。8-5からは松島のスマッシュを返しきれずに連続失点したが、素早い攻撃で圧倒。10-9からはサーブ3球目をバックハンドで鋭く切り返して決めた。張本がこのゲームを11-9で奪った。
第3ゲーム
張本がエームカウント2-0とリードして第3Gに入る。序盤は張本が得点を奪ったが、松島が反撃。ラリーからのフォアハンドを決め切り、10-6と先にゲームポイントを握る。10-8と追い上げられたが、張本のフォアハンドをブロック。このゲームを11-8で奪い、松島のゲームカウント1-2となる。
第4ゲーム
ゲームカウント2-1と張本リードで第4Gに入る。中盤まで競り合った中、張本は5-6からボールを高く上げるサーブを起点に得点を奪う。さらにラリーから相手のバックハンドのミスを誘って、7-6と勝ち越す。ここで松島が1分間のタイムアウト(TO)を要求。同じ国同士の対決によって、ベンチにコーチが入っていない中、松島はいすに座り、張本は立ったままタオルで汗をふいて過ごす。TOが明けると、松島がフォアハンドを決め、同点に追いつく。
その後は点を取り合い、10-10のデュースへもつれる。張本が15-14としたところでTOを要求。張本は立ったまま、松島はいすに座って過ごす。ラリーでチャンスを迎えたが、ここで決めきれない。対する松島はラリーからオーバーを誘って、1歩前へ出る。最後は松島が張本のミスを誘った。松島が17-15で奪い、同点で第5Gへ入る。
第5ゲーム
ゲームカウント2-2の同点で第5Gに入る。5-5からは張本が3連続得点で1歩リード。バックハンドがさえ、相手に攻撃をさせない。10-5からはフォアハンドで攻め切った。得点を挙げるたびに張本の「チョレイ!」がさく裂。このゲームを11-5で奪う。
第6ゲーム
ゲームカウント3-2と張本リードで第6Gに入る。5-5からは超高速ラリーの末に松島が奪い、会場から大歓声が起こる。対する張本はここから連続得点で勝ち越し。最後は10-9からオーバーを誘って、試合を決めた。張本がゲームカウント4-2で勝利した。
男子準決勝
| 篠塚大登 | 1 | 4-11 4-11 11-7 7-11 6-11 | 4 | オ・ジュンソン(韓国) |
女子準決勝
| 張本美和 | 4 | 4-11 12-10 12-10 14-12 8-11 11-6 | 2 | 王芸迪(中国) |
◆試合経過
第1ゲーム
張本は1-1から3連続失点。相手の緩急を織り交ぜたボールを台上へ返しきれない。2-6でも台の手前側を攻められて返しきれず「えぇ」と声がもれる。バックハンドでミスが出てリードを広げられて、最後はバック側にスマッシュを打たれる。1度も連続得点を奪えず、4-11で落とす。
第2ゲーム
ゲームカウント0-1で第2Gへ。張本は2-3から相手のサーブがネットにかかるミスが出る。その後は持ち直し、4-5からはラリーから、5-6からは回転のかかったサーブで得点。6-6からは鋭いバックハンドを相手のフォア側へ打ち込み、この試合で初めてリードを奪う。7-7からは2連続得点でリードを拡大。ただ、相手の回転のかかったバックハンドを返せず、9-10と先にゲームポイントを握られる。それでもここからはラリー勝負で2点を重ねると、11-10からは鋭い右バックハンドで攻撃。このゲームを12-10で奪う。
第3ゲーム
ゲームカウント1-1で第3Gに入る。張本はいきなり5連続失点。苦しい序盤となったが、2-6からは再三のフォアハンド、4-6からは張本のレシーブを相手が返しきれず、点差を詰める。8-9からは強烈なフォアハンドを決め、このゲームで初めて同点へ。9-9からは壮絶なラリー戦の末、相手にミドルの台手前側へ決められて落とすが、9-10から強いバックハンドで奪う。10-10から打ち合いをものにすると、11-10からは相手のスマッシュがオーバーするミス。第3Gを12-10で奪う。
第4ゲーム
ゲームカウント2-1で第4Gに入る。張本は序盤から得点を重ね、5-1とリードを広げる。そこから6-6と追いつかれるが、ラリーから相手のオーバーを誘発して再びリード。8-7からは相手のフォア側への鋭いボールで得点を奪う。9-7から相手のスマッシュ、9-8からはラリーでボールがオーバーとなり、またも同点となる。9-9からは相手のバックハンドを返しきれないが、9-10からはラリーから得点。またまた同点となり、3ゲーム連続でデュースに入る。
10-10からは互いに点を取り合う展開が続く。13-12とリードしたところでタイムアウトを取る。直後のプレーで張本はドロップするようなバックハンドを選択。相手はラケットに球を当てられず、このゲームを奪う。
第5ゲーム
ゲームカウント3-1で第5Gに入る。3-4からはラリーの末に台上へ返せず、4-5からはオーバー、4-6からは相手のスマッシュ、4-7からは決めにいったフォアハンドがオーバーとなり、点差を広げられる。6-8からは相手がタイムアウト(TO)を要求。直後のプレーでは、ラリーの末にバックハンドがネットにかかって失点する。先に6-10とゲームポイントを握られてから2点を返すが、このゲームを8-11で落とす。
第6ゲーム
ゲームカウント3-2で第6Gに入る。いきなり2失点も、すぐに追いつく。3-3からは高くボールを上げたサーブでミスが出るも、4-4からはバックハンドで得点。自らを鼓舞するような高い声がもれる。この勝ち越し点を起点に3連続得点でリードを広げる。そのまま勢いに乗り、11-6で奪った。ゲームカウント4-2で勝利を収め、決勝進出を決めた。
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