自動車レースのスーパーGT第5戦は、SUZUKA GT 300KM RACEとして、22日に予選、23日に決勝が三重・鈴鹿サーキット(1周5.807キロ)で行われる。真夏の鈴鹿を舞台にした52周の過酷なレースが展開される。
いかにタイヤの消耗を抑え、パフォーマンスを維持するか。ピット作業の時間を短縮するメカニックの対応能力も問われる。また獲得ポイントに応じたサクセスウエート(車両が積む重り)がレース展開にどんな影響を与えるかも、見どころの一つ。
3戦を終えたところで、GT500クラスでは第1、2戦を連勝した36号車「au TOM’S GR Supra」(坪井翔/山下健太)が57ポイントでチーム順位トップ。第4戦を勝った100号車「STANLEY HRC PRELUDE―GT」(山本尚貴/牧野任祐)と、第2戦で2位に入った14号車「ENEOS X PRIME GR Supra」がともに36ポイントで追っている。シーズン後半へ向けた重要な岐路となる一戦だ。
鈴鹿サーキットは世界的にも珍しい立体交差のある8の字型で、2本のストレートと多彩なコーナーが配置されており、テクニカルでありながら高速系でもある。
なお第4戦は2日、静岡・富士スピードウェイ(1周・4.563キロ)で決勝が行われた。GT500クラスは、予選2位の100号車山本・牧野組が逆転で今季初勝利を挙げた。マシンが宙を舞うクラッシュで中断する荒れたレースとなったが、再スタートの10周目でトップを奪い逃げ切った。今季から投入されたホンダ・プレリュードにとって、3戦目での勝利だった。開幕2連勝で11番手スタートの36号車は4位でフィニッシュした。
GT300クラスは、予選6位の52号車「Green Brave GR Supra GT」(吉田広樹/野中誠太)が逆転で制した。熊本市で生まれ育った吉田にとっては、総合優勝を飾った23年以来3年ぶり6度目の優勝だった。「地震で苦しむ人たちに勇気をなんて言うのはおこがましいですけど、勝って注目されることで少しでもプラスになれば」と静かに話した。
延期となっていたスーパーGT第3戦(マレーシア・セパン)の代替レースが最終第8戦(11月7~8日、栃木・もてぎ)の日程に組み込まれることになった。第8戦の公式予選を予定していた7日に第3戦の公式予選と決勝、8日に第8戦の公式予選と決勝が行われる。


