アミノサイエンスで後押しする「味の素ビクトリープロジェクト(VP)」をはじめ、アスリートへの手厚い支援で知られる味の素グループの味の素冷凍食品が7日、新商品の発売イベントを行った。

行列の絶えない玉子炒飯の名店「兆徳」(東京都文京区)が初めて監修した「黄金炒飯」を、約1カ月前の8月9日に販売開始。それを記念し、兆徳の実店舗で同商品を提供する「裏兆徳」を“開店”した。

9月7日の午後5時30分から24時間限定オープン。延べ500人が来場し、想定以上の反響で売り切れとなったため、翌8日の午前5時から11時30分まで一時休業する盛り上がりとなった。再開後、ラスト30分の“アディショナルタイム”を設けて提供を続け、午後6時に特注のれんを下ろした。

味の素冷食は、味の素グループが2003年から取り組むトップアスリート強化支援事業「ビクトリープロジェクト」で得た知見を生かし、過去にも選手の声を受けてギョーザなどの商品を開発してきた。

今回は、多くの著名人に愛される名店とコラボレーション。現在、冷凍チャーハン市場では濃い味付けの製品が多く支持される一方で「あっさり上品なものを食べたい」と感じている消費者も約35%存在している調査に着目。卵、米、ネギしか使っていない兆徳の王道チャーハンを、味の素冷食は目指した。

店主の朱徳平さん(63)も「うちは卵、米、火の入れ方だけで決める。余計なものを加えず素材の味を引き出す」ことを鉄則としており、豪華な具材や多彩な調味料を使う「足し算」ではなく「引き算」のおいしさを追求。方向性が一致した。

開発担当者が何度も店に通い詰め、朱さんに初となる監修を依頼。口説き落とした。これまで幾度となくあった提案で、全て断ってきて、今回も「正直、何度も断りました」と朱さんは明かす。それでも「あまりにも熱心に通ってくるもんだから、最後は根負けしました」と笑うほどの熱意で実現した。

兆徳の玉子チャーハンが再現された新商品「黄金炒飯」は、たまごの風味やコク、ふっくらパラっとした食感にこだわり抜いた。特製香味油をはじめとした独自技術で、あっさり上品で洗練された味わいに仕上がっている。