ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(29=クラレ)が19日、都内で環境問題に関するイベントに出席した。2月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)では混合団体で銅メダルを獲得。シーズン終了後はイベントやメディア出演に大忙しのオフを過ごした。「チームのみなさんに自分が何を与えられるか。スキージャンプ競技というものを発展させたり、多くの方に知っていただくことが自分だからこそ、やらなきゃいけないことなのかなと思って」と、使命感を持って取り組んだ。
いつもなら夏から海外でのサマーグランプリ(GP)序盤戦から参戦。だが今季は10月のGPクリンゲンタール大会が初戦となる。例年より実戦スタートが遅い理由の一つに、五輪後のオフシーズンだからこそ、競技普及のチャンスと捉えたことがある。「まだスキージャンプっていう記憶がみなさんにあるので」と積極的にオファーを受けた。
5月には「櫻井・有吉THE夜会」や「踊る!さんま御殿!!」などバラエティー番組に多数出演。慣れない環境で奮闘した。「結構声を張って話しているつもりではあっても、全然声が通っていなかったりとか、自分の声ってこんな感じなんだっていうことに気づいたりとか。いろいろ恥ずかしさもありながらでした」と、トーク力も鍛えられたようだ。
間もなく新たなシーズンが始まる。現在は助走から飛び出しまでの理想の形を追い求めて、練習を重ねる。来年2月からは世界選手権がスウェーデンで行われる。「W杯からいい流れを作っていけるように、そこへ向けて頑張っていきたい」と意気込んだ。【保坂果那】


