バドミントン女子で28年ぶりの決勝に臨んだ山口茜(29=再春館製薬所)が、銀メダルを獲得した。
決勝で23年杭州大会覇者で世界ランキング1位のアン・セヨン(韓国)と対戦。23日の団体戦準決勝第1シングルスで1-2で敗れた相手だった。
第1ゲームは山口が序盤に先行したが、8-6から5連続失点で逆転を許した。13-16から追い付いたものの、その後はコートの前後左右へ揺さぶられ、17-21で落とした。
第2ゲームは開始から4連続失点。それでも攻める姿勢を崩さず、5-4と逆転した。しかし、そこから8連続でポイントを奪われ、9-21でストレート負けを喫した。
山口が所属する再春館製薬所は、熊本県益城町に本社を置く。山口が入社した2016年には熊本地震で大きな被害を受け、山口は故郷の福井県勝山市で練習を再開。その2年後に世界ランキング1位となった。
今年7月に熊本で再び地震が発生すると、同社は医療・福祉機関への備蓄物資の提供や、被災した家族への社員寮の開放などに取り組んだ。山口も「自分にできることは変わらない」と語り、8月の世界選手権前には「少しでも明るい話題を届けられたりとか、元気になってもらえるようなプレーができるだけできるように一生懸命頑張りたい」と話していた。
今大会の団体戦決勝で敗れた際は目に涙を浮かべながらも、「個人ではブレないように次にしっかりつなげていきたい」と前を向いていた。


