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  今、心の診察室では
 

【第70回】

ストレス除去困難なら薬で対処

今、心の診察室では

呑気(どんき)症(心身症)

 高級レストランに就職した20代のC子さんは、接客で緊張する日々を送っていた。皿の合わさる音さえも響きわたるほど店内は静か。重役とおぼしき人たちが声をひそめて会合していることが多かった。「粗相がないように」と思えば思うほど、C子さんの緊張感は高まってゆく。皿を調理場へ下げたとき「フーッ」と大きなため息をつくこともよくあった。

 しばらくすると、C子さんは職場で腹の調子が悪いことに気がついた。料理皿を運んでいる最中、急におならが出そうになった。が、静かな店内では我慢するしかない。そのうち、ゴロゴロと腹が鳴り始める。赤面しながら慌ててトイレに駆け込むこともしばしば。それが、毎日のように続いた。病院の診断は呑気症。

 「無意識のうちに空気をたくさん吸い込むことで、ゲップや吐き気、満腹感などさまざまな症状が表れます。緊張しやすい人は、生ツバを飲んだときに一緒に空気をのみ込んだり、ため息をフーッとついた最後にスッと息を吸い込む、あるいは、食事やおしゃべりするのと一緒に吸い込む人もいます」と、国立精神・神経センター国府台病院(千葉県市川市)の石川俊男部長は説明する。

 炭酸水の炭酸であれば、ゲップと一緒に体外へ出すことができる。しかし、1度のみ込んだ空気は重く、ゲップだけでは外に出すことはできない。腸にどんどんたまり、ひどいケースでは、妊娠したように腹部がふくれ上がってしまうこともある。

 「多くはストレスが引き金になります。空気をのみ込まないように、原因を除去することが大切です」(石川部長)。

 C子さんの場合は、職場のストレスが原因。しかし、転職は難しく、原因を除去することは困難。そのため、心療内科の医師からガス排出促進薬を処方してもらった。仕事の前にのみ、あらかじめ体内の空気を出すようにしたことから、C子さんの緊張感は解けていく。薬をのみ始めてからは、腹部の不調に悩まされることはなくなった。

 「呑気症は胃カメラや腹部エコー検査では異常が見られないので、見逃されることが多いといえます。緊張しやすい人は注意しましょう」(石川部長)。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

呑気症

 上腹部不定愁訴(しゅうそ)症候群の1つ。胃腸などの器官に異常は見られないが、喉(のど)がつかえたり、満腹感やゲップなどの症状が表れる。特に夕方になると腹部が張った感じが続くときは要注意。自己判断せず、専門医を受診することが大事。
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