速報記事一覧へ スコア速報一覧へ スポーツカレンダーへ

nikkansports.com・ホームへ
共通ナビゲーションを飛ばす。ページメニューへ MLB | PDF号外 | プレゼント | 占い | 映像 | 新聞購読
0
googleの検索機能
nikkansports.com・ホームへ

click here!
社会TOP
健康連載
おくやみ
メーンメニュー
・ 野球 ・ サッカー
・ スポーツ ・ バトル
・ 競馬 ・ 芸能
・ 社会 ・ 釣り

地域情報
・ 北海道
・ 東北6県
・ 静岡
・ なにわWEB
・ 九州
ページトップへ
社会タイトル

  この病気にこの名医
 

【第83回】

患部に注射し症状改善 2つの新療法

この病気にこの名医

痔の最先端治療

 いぼ痔(じ)と呼ばれる「痔核」の手術で注目を集めている療法がある。半導体レーザーを用いた「ICG併用半導体療法」だ。

 「ICG(インドシアニングリーン)とは肝臓の機能の測定に用いる色素で、人体に注入しても無害です。このICGにはレーザー光線を吸収する性質があり、それを利用して痔核の1つ、内痔核を治療するのです」と説明するのは、実際にこの治療を導入している平田肛門科医院(東京・港区)の平田雅彦院長(51)。

 治療は、まずはICGを内痔核のみに注射で注入。次に、半導体レーザーを内痔核に接触することなく照射する。レーザー光線を吸収した内痔核は退縮消失し、その下の肛門括約筋は全く傷つくことはない。「ただし、内痔核の1〜4度の重症度のうち、3度が0度に完治するのではなく、1度の状態まで治ります。あとは生活改善によって上手に付き合えます」。

 実際、米国の内痔核の調査では86%もの人が重症度の違いはあれ内痔核を持っていたという。1度であれば何ら問題なく共存できる。「何より出血や痛みが極めて少ない。患者さんの体にやさしい治療です」。

 そして、もうひとつトピック。4月にも痔の新薬『ジオン』が発売される。排便時に内痔核が脱出し、指で押さないと戻らない重症度V度や、排便に関係なく内痔核は脱出しっぱなしの4度でもジオンを患部に注射すると、手術することなく改善するという。

 「ジオンの主成分の硫酸アルミニウムカリウムには止血作用、収れん作用があり、内痔核周囲の血流が遮断され、内痔核が縮小するのです。出ていた内痔核が粘膜にくっついて治った形になります」。

 ただし、問題が3点ある。「4カ所に注射をするにはかなりの技量がいる」「1年後の再発率が手術の2%に対し、ジオン注射は16%と高い」「アルミニウム製剤への危惧(きぐ)」。手術をしない体にやさしい治療だけに、3点も十分に考えて治療を判断すべきであろう。

 ▼アルミニウム製剤 泌尿器科では、アルミニウムが体内に入ることを危惧して、アルミニウム製剤で膀胱(ぼうこう)を洗って止血する治療は禁止されている。アルツハイマー病の危険因子としてアルミニウムが挙がっているため。

【ジャーナリスト 松井宏夫】

◆痔の名医◆

 ▽松田病院(静岡県浜松市)松田保秀院長
 ▽野垣病院(名古屋市瑞穂区)野垣正樹院長
 ▽しんあい東診療所(大阪府守口市)宮脇晴彦院長
 ▽黒川梅田診療所(大阪市北区)黒川彰夫院長
 ▽チクバ外科・胃腸科・肛門科病院(岡山県倉敷市)滝上隆夫院長
前のページへ戻る このページの先頭へ
広告ガイド会社案内このサイトについて問い合わせ
  nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
  すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
  
野球ページへ サッカーページへ スポーツページへ バトルページへ 競馬ページへ 芸能ページへ 社会ページへ 釣りページへ