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本紙記者コラム「見た・聞いた・思った」
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2005/02/01付紙面より 過去のコラム一覧へ

慰問で実感、涙と喜び

文化社会部 松田秀彦記者

 1人のアイドルが、チャリティーの難しさと、素晴らしさを実感した。

 ジャニーズの人気アイドル滝沢秀明(22)が先月26日、新潟県中越地震の被災地を訪問した。被害の大きかった地域の3つの小中学校に足を運んだ。3校の児童、生徒全員869人と握手を交わして激励した。

 その朝、東京駅で新幹線に乗り込む時、表情は不安げだった。被害状況は、報道などを通じて知っていた。最初に訪問する小千谷市立東小千谷小は、家屋倒壊で死亡した児童が3人いる。次に行く川口町立川口中の校庭には、今も仮設住宅がある。最後の長岡市立浦瀬小は、児童96人の自宅が全半壊した。

 小中学生のファンも多いとはいえ、東京で平穏な生活を送る自分が、急にやって来て、どんな感情を抱かれるか心配だったという。いつものコンサートやイベントとは、明らかに勝手が違う。手探りのまま雪が降りしきる新潟に到着した。

 最初の訪問校。児童が待っている体育館に足を踏み入れた。大きな拍手で迎えられた。児童たちは大喜びしているように見えたが、滝沢が見せた笑顔は少しぎこちなかった。どこまで楽しそうに振る舞っていいのか、戸惑っているようにも見えた。

 最初の訪問校で、自分が歓迎されていることを、肌で感じたのか、握手する様子も声を掛けるタイミングも自然になってきた。最後の訪問校では、いつもの明るさが、戻ってきた。声援に応えてポーズをとるなど楽しんでいた。自然な振る舞いに影響を受けたのか、児童たちもはしゃぎ回った。感激して泣き出す女子もいた。

 帰り際に写真撮影のため、雪の積もる校庭に出た。校舎の窓から生徒たちが「タッキー、またね〜」「タッキー、ありがとう」と声をかけてきた。滝沢も手を振って「元気でね〜」「頑張ってね〜」と声を返した。笑顔はとても自然だった。

 「大変な生活を送っているわけだから、どう迎え入れてくれるか心配でした。でも、来て良かった。とても元気そうで、直接触れ合うことが、こんなにいいことだと実感できました。また何かの機会があったらみんなに会いたい」。

 訪問には、支援金を届けるという目的もあった。昨年、所属するジャニーズ事務所が、野球大会や電話募金を実施。ファンから6000万円以上の支援金が寄せられた。

 同事務所は、芸能界を代表するプロダクションの1つだが、チャリティー活動にも熱心だ。阪神淡路大震災や台湾大地震の発生時、タレントがチャリティー活動を積極的に行ってきた。イベントやCD発売で、ファンから寄せられた総額11億円以上の支援金を被災地に届けてきた。

 滝沢も、野球大会に出場するなど協力してきた。それでも、どれだけ自分が役立っているのか実感はなかったというが、今回の訪問で得るものは大きかった。厳しい状況に置かれた子供たちを楽しませるだけの力が自分にあることを実感できた。子供たちに何か不幸な出来事が起きた時、滝沢が積極的に行動を起こす姿が、浮かんだ。

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   column@nikkansports.co.jp
松田秀彦(まつだ・ひでひこ)
 文化社会部。94年入社。編集局写真部を経て96年春から文化社会部。映画、音楽を中心に取材。東京都生まれ、千葉県育ち。35歳。
松田記者の写真

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