マリリンが熱戦を期待した。北京五輪は4日、開会式で開幕。

カーリング女子日本代表として3度の五輪を経験し、18年平昌大会で銅メダルを獲得したロコ・ソラーレ本橋麻里代表理事(35=北見市出身)はアスリートたちに「あきらめない姿の世界発信」を熱望した。コロナ禍で開催される今大会。自身の経験をもとに、トップアスリート同士の真剣勝負は暗いニュースを吹き飛ばす大きなエネルギーになると、強調した。【取材・構成=永野高輔】

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マリリンは、五輪が持つ大きな力を信じている。

本橋 2020(東京五輪)を見ていても、それまで暗いニュースしか流れていなかった。でも、スポーツって、心も体も健康にしてくれるんだなって感じた。オリンピックって、ある意味、大人が本気でやる大運動会みたいな。大人が、あきらめないという姿勢を世界中に発信するいい機会だと思う。

ドキドキの瞬間が日々誕生する五輪。今大会は選手ではなくサポート役だが、3度の大舞台を経験し、身をもって知ったからこそ、選手たちに期待する。

本橋 人間、打破する力、人の心を動かせる力っていうのを、すごくオリンピックで私も感じた。今回の北京でも見られるのかなと。選手はそこまで意図していないけれども、人間が持っている本当のエネルギーを受け取れる、いい大会になったらと思っている。

自ら立ち上げたロコ・ソラーレのメンバーには、持ち前の「笑顔」の世界発信を求める。

本橋 笑顔だけで勝てるオリンピックではないというのは確かにあるけど、トップ10が集まってスキルも拮抗(きっこう)しているので、最終的にはすべての緊張であったりを楽しめるか、タガを外せるかが、勝負になってくるのかな。本当にみんなが笑顔でやってくれることが最高のパフォーマンスを発揮できるきっかけかなと思う。笑顔がたくさん出て、みんなが笑顔になったらいいなと思う。

平昌での銅メダル獲得から4年たち、チームの成長も感じ取っている。

本橋 年齢よりも経験。恐怖心があるチャレンジもしてみて、結果も、ともなったりともなわなかったり。で、ふと、まわりを見ると、一緒に泣いたり笑ったりしてくれる人たちがたくさんいるっていうことも、カーリングの面白さ。そこを選手たちもある意味、楽しんでいる。すごい重圧を背負っているのに、ある意味、心の筋肉がついたと感じる4年でしたね。

現地で一緒に戦うことはできないが、心はいつもメンバーとともにある。

本橋 勝っても負けても、私は感無量で泣くと思う。それだけは、メンバーに伝えておきました。