18年平昌五輪銅メダルに続く2大会連続メダル獲得を目指す日本代表のロコ・ソラーレが、ROC(ロシア・オリンピック委員会)を逆転で破り3連勝を飾った。

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セカンド鈴木夕湖が泣いていた。

終盤に攻勢を強めての逆転勝ちに、4人が円を作って喜ぶと、鈴木の目が真っ赤になった。

「試合でこんなに決まらないことは今季初めてで、みんなに申し訳なさとふがいなさがあって、ちょっと泣いてしまいました」。

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今大会初の夜の時間の試合だった。氷の状態が変化して非常に難しく、読みにくかったとみなが口をそろえた。その中でも、なかなかセカンドで狙いどおりにいかなかった。

序盤から苦戦し、2-4で前半の折り返し。ハーフタイムの「もぐもぐタイム」では個々に氷の情報を出し合って共有した。「1個ずつショットをしっかり決めていこう」と声を掛け合い、氷との戦いで勝つことを目指した。

情報量が増え、徐々に戦局を優位に進めていく。第7E。藤沢が最終投で相手のガードをかいくぐるドローショットを決めて3点を獲得して5-5の同点。さらに第8、9Eと全員が精度の高いショットを披露し、サード吉田知の「ナイスー」の声も響く。一気に逆転して勝負を決めた。

第9E途中にはスキップ藤沢五月が鈴木に寄り添い、声をかけた。

「夕湖は自信を持って投げていいからね」。

自身の作戦、幅取り、求めているウエイトなどで間違いがあったと切り出し、互いにミスを見つめ、切り替えた。

1日2試合を連勝して3勝1敗。初戦を落としたが3連勝で巻き返した。次戦は1日開いて14日に再び2試合が組まれる。

仲間の声で背中を押された鈴木は言った。その声は力強かった。

「結果として勝ち切れてはいるんですが、まだまだ私たちの力はこんなもんじゃないと思っているので、後半に向けてもっともっと強い私たちを見せたい」