NHK総合で13日に放送された、北京パラリンピック閉会式(午後9時)の平均世帯視聴率が6・8%(関東地区)だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は3・9%だった。

式典は異例の55分という短さで終了。2月の北京オリンピック(五輪)や4日のパラリンピック開会式と同様、国・地域名の中国語表記で1字目の画数が少ない順で入場。日本はベルギーに次ぐ2番目で登場した。開会式に続いて距離スキー男子(立位)の川除(かわよけ)大輝(21=日立ソリューションズJSC)が日本選手団の旗手を務め、選手らが入場。国際パラリンピック委員会(IPC)パーソンズ会長の平和を求めるスピーチなどが行われた後にグランドフィナーレが行われ、バイオリンの演奏とともに、雪の結晶をイメージした聖火台が下降。各国・地域のチーム名を表したボードの光が消えていき、最後に中央に据えられたトーチの聖火が消された。

今大会の日本勢は、主将でアルペンスキー女子座位の村岡桃佳(25=トヨタ自動車)が金メダル3個と銀メダル1個、アルペンスキー男子(座位)の森井大輝(41=トヨタ自動車)が銅メダル2個、川除が金メダル1個、3選手で計7個のメダルを獲得した。

次回26年はミラノ・コルティナダンペッツォ(イタリア)で行われる。