22日閉幕のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)のフィギュアスケートで日本ペア史上初の表彰台となる金メダルを獲得した三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)が25日、都内の日本記者クラブで行われたメダリスト会見に出席した。
前日24日の会見で「キャンピングカーで米国を横断したい」と語っていた木原。この日、改めてこの件について質問を受けると、三浦にまさかの「お断り」を受けていたことを告白した。「中学の同級生と春から夏にかけて1週間くらい行こうと計画していました。三浦選手も誘ったんですけど『寝てるだけになるからいい』と言われた」と米国横断を断られていたことを明かし、笑いを誘った。三浦は「運転免許も持っていないので」とし、「国内旅行をしたい」と笑みを見せた。
「りくりゅう」の愛称で親しまれる2人は、ミラノで個人金、団体銀の2つのメダルを獲得。個人では、ショートプログラム(SP)はリフトのミスで5位と出遅れながらも、フリーで世界最高得点で巻き返し、現行の採点方式では史上最大得点差の逆転で頂点に立っていた。
この逆転劇に、日本中が沸騰。ミラノ五輪のハイライトとして、歴史に語り継がれる一戦となった。
2人はカナダを拠点としており、前日24日に17日間にわたる冬の祭典から昨年12月以来約2カ月ぶりに帰国した。同日に都内ホテルで行われた日本選手団の会見では、三浦は「SPで大きなミスがあったけど、練習を信じて取り組むことができた」、木原は「五輪では心が折れそうになった瞬間があったが、支えてくださった皆さんのおかげで、璃来ちゃんと最後まで走り抜けることができた」などと周囲への感謝を述べていた。
◆三浦璃来(みうら・りく)2001年(平13)12月17日、兵庫・宝塚市生まれ。5歳でスケートを始め、15年にシングルからペア転向。市橋翔哉と世界ジュニア選手権にも出場。19年から木原とペア結成。趣味はアニメ鑑賞。大阪・向陽台高から中京大。146センチ。
◆木原龍一(きはら・りゅういち)1992年(平4)8月22日、愛知・東海市生まれ。4歳で競技を始め、20歳でペア転向。高橋成美と14年ソチ五輪で18位、須崎海羽と18年平昌五輪で21位。五輪はミラノが4度目の出場。趣味は野球。中京大中京高を経て中京大。174センチ。

