東京パラリンピックの競泳女子50、100メートル背泳ぎ(運動機能障害S2)の2種目で銀メダルを獲得した山田美幸(15=WS新潟、京ケ瀬中3年)と、男子マラソン(上肢障害T46)で銅メダルの永田務(37=新潟県身体障害者団体連合会)が22日、合同会見を新潟市で行った。

閉幕から2週間余り、新潟県出身のメダリスト2人は周囲の反応を笑顔で紹介。山田は「クラスメートから(メッセージ入りの)色紙をもらった」、永田は「職場のみなさんがメダルを見て、喜んでくれたことがうれしかった」と話した。

永田の勤務先の新潟県障害者交流センターで、山田が練習していることもあり、顔見知りの間柄。永田は大会初日に山田が100メートルで銀を取ったことで「心をほぐしてもらった」と後押しされたという。山田も「身近に同じジャパンの仲間がいて気持ちが湧いた」と明かした。

24年パリ大会について、山田は「3年後は大学受験が控えていると思う。勉強と両立できていたら出たい」。永田は「パリ1本を目指してやっていくことはない。目指す成長の先にパリがあったら出るかもしれない」と話した。