東京オリンピック(五輪)のマラソン・競歩の第6回実務者会議が23日、札幌市内で行われた。約5カ月ぶりの会議では五輪の1年延期に伴う課題について話し合われた。新型コロナウイルスの影響で延期されていたコース計測について、会議後に取材に応じた東京五輪組織委員会の森泰夫大会運営局次長は「雪が降る前の年内には終了したいと思っている」とし、世界陸連の担当者が来日できる環境が整い次第実施する意向を示した。

マラソンコースの道路補修状況についても「7月いっぱい、8月上旬には終えられる」(中田雅幸札幌市スポーツ局長)と順調に整備が進んでいることを説明。また、来年3~5月にテスト大会を開催することも合わせて表明した。運営に伴う施設の貸借や1年延期に伴う費用負担などについては今後、月に1度のペースで開く予定の実務者会議で検討を重ねていく。