高校3年の柳田大輝(群馬・東農大二)が、ビッグネームに混じって2年連続での決勝進出を果たした。準決勝1組では山県に食らいついて10秒22の2着となり、サニブラウンに先着した。

東京・城西大付城西高時代のサニブラウンに並ぶ高校歴代2位の好タイムだった。昨年8月のセイコー・ゴールデングランプリでは高校生枠で出場し、多田や小池らに先着して5位に入った逸材。25日の決勝でも存在感を示すか。

 

◆男子100メートルで東京五輪代表切符をつかむには? 五輪の参加標準記録の10秒05を突破し、今回の日本選手権で3位以内に入れば代表選手に決まる。山県、サニブラウン、桐生、小池、多田の5選手は既に記録をクリアしており、タイムに関係なく3位までに入ればOK。残る柳田、デーデー、東田の3選手は、10秒05を突破した上での3位以内が求められる。