男子100メートル決勝で多田修平(25=住友電工)が初優勝し、東京五輪切符を得た。追い風0・2メートルの条件下、10秒15を記録。5年前のリオデジャネイロ五輪時は無名だった男が、初五輪で36年ロサンゼルス大会の吉岡隆徳以来、89年ぶりの決勝進出を誓った。

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多田修平(ただ・しゅうへい)

◆生まれ 1996年(平8)6月24日、大阪・東大阪市

◆競技歴 石切中(東大阪市)で陸上と出会う。大阪桐蔭高、関学大を経て、19年春に住友電工入社

◆成績 17、19年世界選手権400メートルリレー銅メダル、18年ジャカルタ・アジア大会金メダル。100メートルの自己ベストは10秒01(21年6月、布勢スプリント)

◆趣味 カメラ。関学大時代のお気に入りの1枚は「(大阪の)十三から撮った梅田の夜景です」

◆座右の銘 努力

◆好きな食べ物 すし、スイーツ、肉

◆家族 両親と弟

◆サイズ 176センチ、66キロ。足は27・5センチ