富山県内で強化合宿中のボクシング東京オリンピック(五輪)女子日本代表らが28日、オンラインによる取材に応じた。約5カ月ぶりの合宿で、24日から開始していた。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、自宅でのトレーニングを余儀なくされていたが、この合宿では久しぶりの対人練習も行えた。フライ級代表の並木月海(21=自衛隊)は「課題は対人練習で感覚を取り戻すことでした。目標は五輪での金メダル。それまでに、どれだけ練習をできるか」と1年後の夢舞台を見据えた。

フェザー級代表の入江聖奈(20=日体大)は、仲間との合同練習に「このメンバーは意識が高い人たちばかり。一緒に過ごして、刺激を受けています。先輩たちみたいに頑張っていきたい」とはきはき答えた。

2人とも軽量級が強いアジアで結果を残し、メダル候補に挙げられる。残り1年を「伸びしろ」と捉え、練習に励んでいく。合宿は29日まで行われる。