準々決勝2試合が行われ、史上最多4度目の優勝を目指すスペインがPK戦でスイスを退けて、2大会ぶりの4強入りを決めた。退場者を出した相手に対し、終始攻め続けたが決勝点を奪えず、東京オリンピック(五輪)にも出場する予定のGKウナイ・シモン(24=ビルバオ)の活躍でPK戦をものにした。

欧州選手権4強入りを決めたスペイン代表から、GKシモン、DFエリク・ガルシア、DFパウ・トーレス、MFペドリ、FWオヤルサバル、FWオルモの6人が東京五輪に出場する見通し。ペドリについては今季すでにバルセロナ、スペイン代表、U-21同国代表で合計65試合に出場しており、疲労蓄積を懸念したクラブが、スペイン連盟に五輪代表からの除外を要請したが、認められなかった。

「ドリームチーム」とも呼ばれる、スペイン代表と日本は17日に五輪前哨戦として対戦。五輪本番では決勝トーナメントで対戦する可能性がある。金メダル目標の日本にとっては大きな壁になることは間違いない。