女子100メートル自由形で、東京五輪代表の池江璃花子(20=ルネサンス)は54秒26で2位だった。予選は54秒33で全体1位だったが、決勝は自己ベスト54秒14を出した同じ五輪代表の五十嵐に惜敗。「決勝は53秒台がほしかった。負けるつもりはなかったので、すごく悔しい気持ちでいっぱい。甘い世界じゃないなと感じました」と口にした。

昨年8月の復帰後は体重が完全に戻っていないためスタートでリードされる。その後の泳ぎでカバーしてきたが、この日は後半の伸びを欠いた。「ターンした時に、波にぶつかって泳ぎが崩れた。それも含めて実力不足と思います」と潔く言った。

前半の泳ぎについて「理想の半分もいけてない」。ただ五輪を見据えて、午前の予選からしっかり体を動かすというテーマは一定の手応えを得た。最終日の6日は100メートルバタフライに出場する。【益田一弘】