【動画/32分29秒のロマン】横浜の伝統紡ぐ谷繁元信―松尾汐恩 ミット持参で対談

DeNAドラフト1位の松尾汐恩捕手(18=大阪桐蔭)と日刊スポーツ評論家で球団OBの谷繁元信氏(52)が、対談を行いました。球団史上、わずか2人しかいない高卒ドラ1捕手。大阪桐蔭から入団した松尾と、88年ドラフトで江の川(現石見智翠館)から入団した谷繁氏の「新旧ドラ1」が、昨年11月末に初対面しました。

プロ野球

◆谷繁元信(たにしげ・もとのぶ)1970年(昭45)12月21日、広島県生まれ。江の川(現石見智翠館)では87、88年夏の甲子園に出場。8強入りの88年は島根大会全5試合で計7本塁打。同年ドラフト1位で大洋(現DeNA)入団。98年の日本一に貢献し、01年オフにFAで中日移籍。中日ではリーグ優勝4度、07年日本一。13年に捕手3人目の通算2000安打達成。14年から選手兼任監督、15年の引退までプロ野球記録の3021試合に出場。16年監督専任、17年から日刊スポーツ評論家。現役時代は176センチ、81キロ。

◆松尾汐恩(まつお・しおん)2004年(平16)7月6日、京都・精華町生まれ。川西小1年で野球を始める。精華中では京田辺ボーイズに所属、3年夏ボーイズ日本代表選出。大阪桐蔭では内野手から捕手転向した1年秋からベンチ入り。2年春から4季連続甲子園出場。今夏の聖望学園(埼玉)との2回戦では、2打席連続本塁打を放った。甲子園通算39打数15安打、5本塁打、14打点。50メートル6秒1。二塁送球1秒87。22年ドラフト1位でDeNA入団。178センチ、76キロ。右投げ右打ち。

球団74年の歴史で2人だけ 高卒ドラ1捕手

88年ドラフト1位で大洋に入団し、球史に名を刻んだ谷繁氏。自身の「しくじり」にも触れながら、「金の卵」として、大きな期待を受ける松尾へ数々の金言を送った。

お互いのキャッチャーミットを持ち込み、「ミット論」「キャッチング論」などの技術論から、プロの心得など硬軟織り交ぜた〝配球〟でトークを繰り広げた。

言葉のエールとともに、谷繁氏から松尾へサプライズプレゼントも。松尾は2月1日から始まる春季キャンプでの1軍スタートが決定。走攻守3拍子そろった新たなスタイルの捕手を目指すことを、谷繁氏に誓った。

▼キャンプ直前〝大みそか〟を32分29秒の動画でお楽しみください▼

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。