【青の矜持】履正社に脈打つ師弟愛 26年前の夏、聖地のノッカーに呼ばれて/連載2
新生・履正社(大阪)の2度目の夏が、始まりました。1987年からチームを率い、履正社を大阪の強豪から全国区に育て上げた岡田龍生監督(62)が、2022年春に退任。チームは教え子で元主将の多田晃野球部長(45)に託されました。高校時代は厳しい指導に反発を覚えながらも懸命に教えを乞い、対話を重ね、かけがえのない時間をともにすごしてきました。19年夏の全国王者の新時代到来を、新旧監督の視点から見つめます。4話連載の第2話。高校野球取材の第一人者・堀まどか記者の過去連載も、初回は無料会員登録で読むことができます。球児の夏を堪能してください!(文中敬称略)
高校野球
【ストーリーテラー】堀まどか記者が描くアマ野球【連載初回は無料会員記事】
▼青の矜持~新生・履正社の挑戦〈全4話〉▼
「どんな人生を過ごしてきたら」
2022年春に岡田龍生は履正社の監督を退き、チームを教え子の多田晃野球部長に託した。
岡田との師弟関係を振り返るとき、多田は「これはぼくが1番か、確実に上位やと思います」と言い切ることがある。
多田岡田先生がどう言われるかは分かりませんけど、たぶん岡田先生が30年以上接してこられた卒業生の中で、現役のときに岡田先生と話をしている時間は一番長い。先生と話をしたら、気持ちが前向きになって、頑張ろうと思えました。
下級生のころは、そんな感情はみじんもなかった。多田が入学したのは94年。監督就任7年目の岡田は、とにかく恐ろしかった。
多田めちゃくちゃ恐かった。どんな人生を過ごしてきたらこうなるんかなと思うくらい、厳しかったです。岡田先生もたぶん、相手は敵ちゃうぞ、おれやぞ、くらい思いながら指導されていたと思います。
日々顔を真っ赤にし、しわがれ声で怒りまくっているオニと、どうすれば顔を合わせずにすむのだろう…。
岡田の通勤用のバイクにいたずらし、学校に来られなくしようかと、一時は本気で考えた。
ただ、オニはただの怒りんぼではなかった。
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古代の王国トロイを発見したシュリーマンにあこがれ、考古学者を目指して西洋史学科に入学するも、発掘現場の過酷な環境に耐えられないと自主判断し、早々と断念。
似ても似つかない仕事に就き、複数のプロ野球球団、アマ野球、宝塚歌劇団、映画などを担当。
トロイの 木馬発見! とまではいかなくても、いくつかの後世に残したい出来事に出会いました。それらを記事として書き残すことで、のちの人々が知ってくれたらありがたいな、と思う毎日です。
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