【青の矜持】中興の祖・岡田龍生 強い履正社を託せる人材を育んだ「聞く耳」/連載3
新生・履正社(大阪)の2度目の夏が、始まりました。1987年からチームを率い、履正社を大阪の強豪から全国区に育て上げた岡田龍生監督(62)が、2022年春に退任。チームは教え子で元主将の多田晃野球部長(45)に託されました。高校時代は厳しい指導に反発を覚えながらも懸命に教えを乞い、対話を重ね、かけがえのない時間をともにすごしてきました。19年夏の全国王者の新時代到来を、新旧監督の視点から見つめます。4話連載の第3話。高校野球取材の第一人者・堀まどか記者の過去連載も、初回は無料会員登録で読むことができます。球児の夏を堪能してください!(文中敬称略)
高校野球
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▼青の矜持~新生・履正社の挑戦〈全4話〉▼
「1、2年は辛抱しろ」
大阪・茨木市の履正社グラウンドは、四季を感じることのできる場所だ。
厳しい寒さが緩む2月末には梅が咲き、やがて桃から桜に変わる。うぐいすのさえずりも、聞こえてくる。
季節が移ろうグラウンドに、打撃練習場、ブルペン、さらに春夏甲子園出場を記念するボール型のモニュメントなどが点在。前監督の岡田龍生(東洋大姫路監督)が学校の協力を得て、一から作りあげてきた練習環境だ。
2022年春の退任に伴い、チーム、練習環境のすべてを岡田は教え子の多田晃野球部長に託した。
岡田監督を代わることに対する不安は、全くなかったんです。ただ、ぼくが彼に伝えたのは、ぼくが36年前に履正社の監督をやったときは、まだ何もなかった。その大変さはあった。でも甲子園で優勝もして、世間の見方は変わっている。周囲の声に対して、1、2年は辛抱しろと。
継承せなあかん、みたいな考えは持たなくていい。家の色を何色に変えようが、かまわない。それぐらい自由にしたらいい、と。
新しい履正社を作り、育てることにこそ、岡田は期待する。多田の人間性を信じ、岡田は手塩にかけて育て上げた履正社を任せた。
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古代の王国トロイを発見したシュリーマンにあこがれ、考古学者を目指して西洋史学科に入学するも、発掘現場の過酷な環境に耐えられないと自主判断し、早々と断念。
似ても似つかない仕事に就き、複数のプロ野球球団、アマ野球、宝塚歌劇団、映画などを担当。
トロイの 木馬発見! とまではいかなくても、いくつかの後世に残したい出来事に出会いました。それらを記事として書き残すことで、のちの人々が知ってくれたらありがたいな、と思う毎日です。
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