【金子真仁・特別編】獅子党の忘年会に合流…縁のご相伴にあずかって/連載〈10〉

池袋~所沢の32キロを歩いて60人超のファンに「いま西武に思うことは?」と尋ねた1カ月後、23年12月末に西武ファン4人の忘年会に潜入…じゃなくお招きいただきました。宴のごく一部をお届けします。

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■「あの記事で全てを悟ったというか」

埼玉・所沢市の飲食店で男性のAさん、Bさん、女性のCさん、Dさんと出会った。4人ともSNSを通じて仲良くなったという。

A単なるライオンズファンつながりですね。知り合って1年くらいかな。

C 飲み会はこれで5回目くらい?

Bネットで知り合うのって簡単ですけど、そこからリアルで会うってなかなかハードルがありますよね。金子さんも初対面なのにお越しいただいて。

Dすてきなご縁ですよね。急なお仕事入らないで~って思ってました。

A我々はね、1年間、一喜一憂したので。

B切り込みましたね。

A金子さんが1人で南郷で山川に会いに行った、あの記事が一番好きで。

B僕はあの記事で全てを悟ったというか。もう残留はないんだなって。

D私もあの記事で。全てのあきらめがついたし、そこで解毒したというか。

それまではやっぱり残留を信じて?

Bちょっとだけ。1%、1ミリくらいは。

D残らないだろうとは思ってたけど。あの応援歌が大好きだったので、もう歌えないっていうのが何よりも寂しいですね。

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。