【@羽田空港】オレンジ鮮やか 巨人内海哲也コーチの首もとに込められた思い/連載1

巨人内海哲也1軍投手コーチ(41)が、チームカラーのオレンジのネクタイをつけ、キャンプ地の宮崎に入りました。23年は西武2軍投手コーチを務め、今季から巨人1軍投手コーチに就任。18年以来となる古巣での春季キャンプに向け、ネクタイを新調したのかと思われたが、西武の元チームメートの思いが込められたものでした。内海コーチ、プレゼントした選手に聞きました。

プロ野球

◆内海哲也(うつみ・てつや)1982年(昭57)4月29日、京都府生まれ。敦賀気比―東京ガスを経て03年ドラフト自由獲得枠で巨人入団。07年最多奪三振、11年から2年連続で最多勝。12年には交流戦MVP、日本シリーズMVPに輝くほか、ベストナイン、最優秀投手も受賞。18年に炭谷のFA移籍に伴う人的補償で西武移籍。22年限りで現役引退し、23年は西武2軍投手コーチ。24年から巨人1軍投手コーチを務める。09、13年WBC日本代表。現役時代は186センチ、92キロ。左投げ左打ち。

■青いスーツに映えて

早朝の羽田空港出発ロビーに巨人内海1軍投手コーチが笑顔で現れた。春季キャンプに合わせ、新調したブルーのスーツとともに、オレンジのネクタイがまぶしく映った。

18年以来となる古巣でのキャンプ。立場はエースから、コーチへと変わったが、決意に満ちた表情に並々ならぬ思いが表れた。それを一層際立たせたのは、ジャイアンツカラーのエルメスのネクタイだった。

「実は、このネクタイはね…」

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兵庫県出身。報徳学園、関大を経て、2007年に日刊スポーツに入社。
野球部に配属され、同年12月までアマチュア野球担当、 2008年から11年まで1期目の巨人担当、2012~13年まで西武担当(2013年はWBC担当)、2014~16年まで2期目の巨人担当、 2017~18年までアマチュア野球担当、2019~20年まで3期目の巨人担当、2021年は遊軍、2022年からDeNA担当。
身長169・5センチ、体重58~63キロをいったりきたり。