【高校野球週間リポート5】花咲徳栄・岩井隆に東海大相模・原俊介…雑談と取材の狭間

全国で梅雨が明けました。高校野球の地方大会も終わり、8月7日には甲子園大会が開幕します。その間の1週間もいろいろ仕事はあります。甲子園へ行くまでの、日々の舞台裏を週間リポートでお届けします。

高校野球

【7月28日(日)】「赤とんぼ、たくさん飛んでますね」

いよいよ私の地方大会取材もラストゲーム、埼玉大会決勝の花咲徳栄―昌平に向かった。

気持ちを引き締めるべく大宮駅から歩く。氷川神社の参道はパワースポット。「甲子園でもいい仕事、できますように」。なんて、願いながら。

球場に着いて、まずカメラマンにあいさつを…と思ってカメラマン席へ行ったら、そこに花咲徳栄の岩井隆監督(54)がいた。

決戦の前に野球の話をするのもやぼなので、外野グラウンドへ目を向け「赤とんぼ、たくさん飛んでますね」と。

「なんだろね、間違っちゃってるのかな」

監督歴20数年、甲子園優勝も成し遂げた名将。夏のいろいろなことを知っている。

「とんぼが出ると、蚊もたくさんいるんですよ」

へぇ~。言われてみれば確かにそれが自然の摂理。そんな岩井監督、激戦の末に4時間後くらいには宙を舞っていた。

日刊スポーツの先輩カメラマンが撮りながら叫ぶ。「うわっ、うまい! うまい!」。胴上げはする側もされる側も「慣れ」が必要なのだろう。

【7月29日(月)】左翼後方にゴルフ場が見える。前はあそこに合宿所があったのに。

甲子園出場を決めた東海大相模のグラウンドを訪れた。左翼後方にゴルフ場が見える。前はあそこに合宿所があったのに。

「取り壊しちゃったんですよ。今は別の場所です」と原俊介監督(46)。高校時代、だからもう29年前、原監督とは小田急線の車内で出くわしたことがある。

本文残り76% (1972文字/2592文字)

1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。