【西武平沼翔太】幸せの黄色い「コンちゃん」強烈手書きTシャツと野太い声に支えられ

応援されること―。プロ野球選手たちが日常的に受けているものではありますが、決して当たり前のものではありません。西武の平沼翔太内野手(27)にも、心にぐっとくる思い出が。自身のケガに最下位。苦しいシーズンになりましたが、熱い声援とともに最後まで戦っています。

プロ野球

◆平沼翔太(ひらぬま・しょうた)1997年(平9)8月16日、福井市生まれ。敦賀気比では春夏3度の甲子園に出場。3年春にはチームを北陸勢初の優勝に導いた。15年ドラフト4位で日本ハム入団。17年4月20日オリックス戦でプロ初出場。21年8月、佐藤龍世、木村文紀との2対2トレードで公文克彦とともに西武に移籍。23年6月3日DeNA戦でバウアーから代打本塁打をマーク。179センチ、80キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸1900万円。

5月に重度の肉離れ。「筋繊維の完全断裂」

5月に重度の肉離れ。「筋繊維の完全断裂」

「その音はブチブチはっきりと」

1シーズン取材を担当した身として、平沼は2024年、一気に台頭する可能性があると思っていた。

1月1日に結婚。レギュラー陣はほとんど固まっていない。広く知られてはいないものの、卓越したバッティングセンスがある。それだけに。

「いやぁ、きつかったですね…。でも1人じゃなかったから、家族が一緒にいてくれたから、もう1回頑張ろうって切り替えられたかもしれませんね」

音が聞こえたという。その音は「ブチブチ」とはっきりと。5月30日、名古屋のバンテリンドーム。中日戦で左太もも裏を肉離れした。肉離れはⅠ度、Ⅱ度、Ⅲ度の3種ある。平沼は「僕、実はⅢ度だったんですよ」と振り返る。症状でいうと「筋繊維の完全断裂」にあたる。

「僕、今まで筋肉系のケガって1回もしたことなかったんですよ。程度によるんですけど、Ⅰ度Ⅱ度くらいだったら。Ⅲ度になる前も両足、そんな感じだったんです。テーピングぐるぐる巻きでずっと出てて、そこがⅢ度になったって感じで。Ⅰ度Ⅱ度でずっと、試合やってました」

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1980年11月、神奈川県座間市出身。法大卒、2003年入社。
震災後の2012年に「自転車日本一周」企画に挑戦し、結局は東日本一周でゴール。ごく局地的ながら経済効果をもたらした。
2019年にアマ野球担当記者として大船渡・佐々木朗希投手を総移動距離2.5万キロにわたり密着。ご縁あってか2020年から千葉ロッテ担当に。2023年から埼玉西武担当。
日本の全ての景色を目にするのが夢。22年9月時点で全国市区町村到達率97.2%、ならびに同2度以上到達率48.2%で、たまに「るるぶ金子」と呼ばれたりも。