【舞台裏】右手中指のケガは復活の合図?阪神畠世周には、会心の1球がある

阪神畠世周投手(31)の復活の裏には、直球へのこだわりがありました。右肘手術を受けた23年は1軍登板なしで昨季は1試合のみにとどまり、昨年12月の現役ドラフトで巨人から阪神に加入。虎1年目の今季は「右手中指のコンディション不良」で離脱も、レギュラーシーズンでは9月3日中日戦の1軍初登板から12試合連続で無失点でした。右腕が移籍後に輝きを取り戻した要因に迫りました。

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★「The Backstage」

ドラマは注目シーンだけが、見どころではありません。目立たないところにも、さまざまなストーリーが詰まっています。舞台裏で、記者が見て、聞いて、思った話をお届けします。



◆畠世周(はたけ・せいしゅう)1994年(平6)5月31日、広島・呉市生まれ。近大広島高福山を経て近大では関西学生リーグで通算13勝。3年秋には3連続完封勝利。16年ドラフト2位で巨人入団。17年7月19日中日戦でプロ初勝利。24年は1軍で1試合、2軍では37試合で防御率1・41。同年12月の現役ドラフトで阪神に移籍。今季は12試合に登板し、0勝0敗、防御率0・00、4ホールド。186センチ、82キロ。右投げ左打ち。


9月18日の広島戦、小園に148キロの直球を投げ込む。右手中指を負傷も会心の1球と振り返った

9月18日の広島戦、小園に148キロの直球を投げ込む。右手中指を負傷も会心の1球と振り返った

9月18日「こういうのを目標にやっている」


畠には会心の1球があった。9月18日広島戦。地元のマツダスタジアムで見逃しストライクとなった小園への低め148キロ直球だ。

「こういうのを目標にやっている。真っすぐをなんとか取り戻そう、いい球を投げようと練習してきた」

さかのぼること約5カ月、4月3日ウエスタン・リーグ広島戦の初回途中で降板した。「右手中指のコンディション不良」。戦線を離脱し、同リーグの復帰登板まで4カ月以上かかった。1軍昇格には回り道となったが、この負傷は直球にこだわってきたからこその産物といえるものだった。

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2001年(平13)愛知県犬山市生まれ。2歳の頃から大阪府大阪狭山市で育つ。中高は管弦楽部に所属。神戸大から24年入社。
24年5月から主にアマチュア野球を取材、25年1月から阪神担当。26年はヤクルト担当。
大学時代はクイズ研究会などに所属。趣味はスポーツ観戦と坂道アイドルやロックバンドのコンサート、フェスに行くこと。幸せな瞬間は温泉地に行って日本酒を飲んでいるとき。