新しい家族を迎えて初めての甲子園へ 村田家の合言葉は/横浜村田浩明監督・第5回

第98回選抜高校野球大会に出場する横浜(神奈川)村田浩明監督(39)が、新たな家族の存在を発奮材料にセンバツ連覇を誓いました。センバツ選考前の今年1月19日、妻・詩乃さん(39)が第2子の男の子を出産。次男誕生とセンバツ出場の喜びに包まれ、2月23日には横浜市内の神社を訪れ、家族の健康と甲子園での必勝を祈願しました。昨春、センバツを制し、「子どもが生まれた年にも優勝する」が村田家の合言葉。球春到来の甲子園大会は3月19日開幕します。

連載5回目をお届けします。

高校野球

◆村田浩明(むらた・ひろあき)1986年(昭61)7月17日生まれ、神奈川・川崎市出身。横浜では2年時に正捕手として涌井秀章(現中日)とバッテリーを組んで03年センバツ準優勝、04年には主将として夏の甲子園ベスト8進出。日体大へ進学し、卒業後は霧が丘で野球部長として4年、白山では7年間、監督を務めた。21年の夏には監督として初めて甲子園出場を果たし、2025年の春の選抜高校野球では母校を19年ぶり4度目の優勝へ導いた。保健体育教諭。家族は詩乃夫人、大成君、優成君と4人。

センバツ出場が決定し喜ぶ横浜ナイン。中央はエースの織田(撮影・たえ見朱実)

センバツ出場が決定し喜ぶ横浜ナイン。中央はエースの織田(撮影・たえ見朱実)

■家族の思い

村田監督の妻・詩乃さんが、センバツへかける家族の思いを明かした。

詩乃さん昨年、センバツで優勝した年に次男を授かりました。そして今は家族の中で「生まれた年にも優勝できれば最高だね」と話をしています。主人もその目標へ、すごく気持ちが入っています。甲子園で優勝してほしいと祈っています。

村田監督父親としての責任、監督としての責任が増しました。まずは選手全員で優勝旗を返しに行けることができるので、全員野球で頂点を目指して戦いたい。よく周りからは連覇といわれますが、それは結果的にそうなればいいこと。この世代、今のこのチームで絶対に優勝したい。センバツ出場と次男が生まれたことが重なって人生が変わるような幸せを感じましたけど、同時にこれから厳しい過程が待っていると思って、今は気持ちを引き締めています。

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野球

平井勉Tsutomu Hirai

Kumamoto

1967年、熊本市生まれ。1990年に入社し、プロ野球の西武、ヤクルト、巨人などを担当。米ロサンゼルス支局時代には大リーグを担当し、野茂英雄、イチローらを取材した。
野球デスク、野球部長、経営企画本部長などをへて現職。著書「清原和博 夢をつらぬく情熱のバッター」(旺文社)「メジャーを揺るがす大魔神 佐々木主浩」(旺文社)がある。