【佐藤駿/今季を終えて】「一番に考えてくださった日下先生のおかげ」

フィギュアスケートで2年に1度行われる団体戦「世界国別対抗戦」は16日、東京体育館で最終日を迎えました。

エキシビション前には、2月の4大陸選手権銅メダルの佐藤駿(19=明治大)が、昨年2月の左肩手術から復帰した今季を振り返りました。今大会は8位となったフリーで、果敢に4回転ルッツに挑み、キス・アンド・クライで涙を拭う場面もありました。その瞳はすでに来季を見据えています。

「佐藤駿の言葉」として、お届けします。

フィギュア

〈世界国別対抗戦〉◇4月16日◇東京体育館

佐藤駿エキシビギャラリー

エキシビションで演技を披露する佐藤

エキシビションで演技を披露する佐藤

「ここまで出来るとは…一番いいシーズン」

――国別対抗戦を振り返っていかがですか

佐藤 最初は緊張とかもあって、思うように練習がいっていなかったんですけど、フリーの本番ですごく楽しむことができて、いい試合になったなと思っています。

――1週間前に代替出場が決まったばかりで調整が大変だったと思いますが、その点はどうでしたか

佐藤 こっちに来てから、あまり調子が上がってこなくて、心配だったんですけど、その中でもしっかりとフリーは締めることができて、挑戦できて、とてもいい試合になりました。

――フリーではチーム日本からどんな声をかけられましたか

佐藤 特にフリー本番の前、緊張していたんですけど、チームジャパンの皆さんから『練習だと思ってやってこい』と言われて、励みになって緊張がほぐれたのが大きな要因だったかなと思います。

――今季を振り返っていかがですか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。