【山本草太の言葉@げんさん】ガッツ出た新SP、6分取材で5度「新しい自分」

山本草太(23=中京大)が“ニュー草太”に手応えをつかみました。

今季初戦として、11、13日にげんさんサマーカップ(木下カンセーアイスアリーナ)に出場し、合計237・40点で3位となりました。

今季はプログラムを一新。ショートプログラム(SP)の「カメレオン」、フリーの「エクソジェネシス交響曲第3番」を初披露しました。特にSP後半のステップでは会場のファンから何度も歓声が上がり、直後の取材では約6分間で5度も「新しい自分」と口にしました。

新たな挑戦に燃える今季。試合後取材での言葉をお届けします。

フィギュア

げんさんサマーカップ

男子シングル上位成績


順位名前SPフリー合計
1三浦佳生91.84170.67262.51
2片伊勢武アミン81.15157.80 238.95
3山本草太91.98145.42237.4
4壷井達也87.25143.52230.82
5本田ルーカス剛史61.77132.33194.10
6吉岡希61.20128.64 189.84
7大島光翔66.12113.22179.34
8長谷川一輝44.86133.74178.60
9杉山匠海65.46107.09172.55
10櫛田一樹55.86115.36171.22
SPの演技

SPの演技

フリーの演技

フリーの演技

左から2位の片伊勢武アミン、優勝の三浦佳生、3位の山本草太

左から2位の片伊勢武アミン、優勝の三浦佳生、3位の山本草太

11日:げんさんサマーカップ SP
1位/91.98点

「ステップ最中の歓声、すごくうれしかった」

――試合を振り返っていかがですか。

山本 今季初戦になるんですけど、新しいSPで、初めて皆さんの前でお見せすることになって、緊張感はあったんですけど、それと同時にリラックスした気持ちで、練習通りに臨むことができました。何よりこのプログラムを楽しむことができたので、それが一番の収穫じゃないのかなと思います。

――昨シーズンの経験が、今季へはどのように生かされていますか。

山本 すごくたくさんのお客さんが入った会場で、すごくプレッシャーのかかるシチュエーションを経験できたので、その経験を生かして今シーズンにつなげていきたいです。さらにレベルアップを目指して、また成長した、新しい一面を皆さんにお見せできたらなと思います。

――フリーへの意気込みはいかがですか。

山本 SPは初戦としては、一応、目標としていた点数くらいは出たかなという感じなので。フリーもそういったところを目指しながら、しっかりと練習してきたことを最後まで出せたらなと思います。

――今季はどういったシーズンへしていきたいですか。

山本 昨シーズンはすごく成長できて、成長した自分をお見せできたと思うんですけど、またさらに成長して、上を目指して、また新しい自分をお見せできたらと思います。

――シニア合宿では「ニュー草太を見せたい」と仰っていました。今季初めてお客さんに演技を初披露しましたが、その手応えはいかがですか。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。