現地限定【坂本花織の4日間】早い!安い!減量効果!「あはは最高」生活変えGP連勝

<フィギュアスケート:GPシリーズ第5戦フィンランド大会>◇エスポー・メトロアリーナ◇11月16~19日

坂本花織(23=シスメックス)がショートプログラム(SP)とフリーともに1位となり、合計205・21点で自身初の同一シーズンでのGPシリーズ2連勝を達成しました。全体トップでの出場となるファイナル(12月7~10日、中国・北京)では「イチ、イチ、イチ!」と同シリーズの勢いそのままに初優勝を目指します。

世界選手権2連覇中の立場で臨む今季。日々の生活や練習で些細な変化を加え、その充実感を得ながら駆け抜けています。演技に課題を感じながらも、いつもの明るさも際立った今大会。前日の公式練習からフリー翌日まで、4日間の言葉を現地発でお届けします。

フィギュア

フィンランド大会・女子シングル成績


順位名前SPフリー合計
1坂本花織69.69135.52205.21
2住吉りをん68.65121.56190.21
3アンバー・グレン51.61133.78185.39
4キム・チェヨン66.19115.23181.42
5ロリーヌ・シルト61.07114.64175.71
6ネラ・ペルコネン58.12114.76172.88
7ララ・ナキ・グットマン58.24110.09168.33
8ユ・ヨン63.46104.68168.14
9河辺愛菜(中京大)50.12110.88161.00
10スター・アンドリュース57.3697.06154.42
11ヤンナ・ユルキネン54.2189.95144.16
12ウーナ・オーナスボリ58.6395.11153.74

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優勝した坂本(中央)、左は住吉、右はグレン(AP)

優勝した坂本(中央)、左は住吉、右はグレン(AP)

「あの時ボロボロ…2コケ、2コケ」

11月16日 公式練習後

――練習を終えていかがですか。

坂本 いやー、うん、変わらずって感じで。でも、1個1個はだいぶ調子が良かったので。あとは曲(をかけた状態)でしっかりやるだけかなと思います。

――中野園子コーチとは3回転の連続ジャンプについて話していましたか。

坂本 最初はあんまり聞いてなかったんですけど、アドバイスをもらって、だんだんはまってきました。うん。上半身を倒しすぎると、その反動で頭が起きて、軸がぶれやすくなるので、最初から空中と同じぐらいの角度で跳ぶとうまくいくと。(自分自身でも)分かっていたのに、すぐ見失うから。先生に聞いたりして、やっと最後の方は戻ってきたって感じです。

――スケートカナダが終わってからの仕上がりはいかがですか。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。