【鍵山優真の言葉】今後の演技構成やマリニンについて/GPファイナル一夜明け

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)ファイナル>◇12月10日◇中国・北京◇エキシビション

初出場の鍵山優真(20=オリエンタルバイオ/中京大)が3位に入りました。

フリーから一夜明け、エキシビション前に現地取材メディア限定の取材対応。優勝したイリア・マリニン(米国)を「今までのネーサン(・チェン)みたいな感じになるのかな」と見つめた上で「そこをどうやって攻略していこうか、これから考えていかないといけない」と気合を入れました。

そして夢の5回転にも言及―。「鍵山優真の言葉」として、お届けします。

フィギュア

GPファイナル男子シングル成績


順位選手名SPフリー合計
1イリア・マリニン106.90207.76314.66
2宇野昌磨106.02191.32297.34
3鍵山優真103.72184.93288.65
4アダム・シャオ・イム・ファ88.36189.92278.28
5三浦佳生94.86166.67261.53
6ケビン・エイモズ93.20126.71219.91

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サルコーを除けば「褒めてあげたい」

フリー翌日の一夜明け取材

――昨日は悔しがってました。寝られましたか

鍵山 あんまり寝られなかったんですけど、そこまで深く考えることもなく、次の全日本に向けて、どういう練習していこうかなっていう風な感じを考えてました。

フィギュアスケートGPファイナル男子3位から一夜明け、報道陣に対応する鍵山

フィギュアスケートGPファイナル男子3位から一夜明け、報道陣に対応する鍵山

――映像は見ましたか

鍵山 映像は軽く見ましたけど、フリーに関してはサルコーを除けば全体的には悪くない質だった。そこは褒めてあげたいなと思います。

――サルコーの原因は、昨日の段階では分からないとおっしゃっていましたが、改めて見ていかがですか

鍵山 緊張からなのか、なんだか分からないですけど「ちょっといつもよりスピードが足りなかったな」というのは、映像だったりとか、実際に滑って感じました。サルコーを跳ぶ瞬間に、一瞬、なんか変な意識がよぎって。それが変な方向にいってしまったのかなって。

――普段は何を考えて跳びますか

鍵山 特にジャンプの時は考えることはないんですけど、もう体に染み付いてはいるので。やっぱり最初のジャンプが一番大事になってくる場面で、ちょっと緊張もあったので、余計なことを考えてしまったのかなって思います。

――男子はショートもフリーもマリニン選手がすごくインパクトがある構成。一緒に戦い、これからもきっと戦っていくであろう関係ですが、どう捉えていらっしゃいますか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。