【青木祐奈の言葉】競技引退の覚悟…涙ながらに語った胸中「2度と見ることはできない」

全日本選手権を女子12位で終えた青木祐奈(22=MFアカデミー)が、今季限りで競技から引退する意向を示しました。

ショートプログラム(SP)6位で迎えたフリーは14位にとどまりましたが、四方八方からの声援が全身を包みました。

今季はグランプリ(GP)シリーズNHK杯で3位に入り、初の表彰台。小学生のころから注目を集めたスケーターが涙ながらに語った思いを「青木祐奈の言葉」として、お届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇22日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇女子フリー

女子フリーに向け練習する青木(撮影・前田充)

女子フリーに向け練習する青木(撮影・前田充)

「スケートをこれ以上嫌いになりたくない」

―振り返っていかがですか

とにかく「自分が今できることを全て出し切りたいと」思って挑んだんですが、ショートは1つミスがあった以外はしっかりと出し切れたので、良かったのですが。フリーでちょっとバタバタというか、自分でも練習でしないミスをしてしまったので、今はとにかく悔しい気持ちでいっぱいです。

―演技を振り返っていかがですか

最初にルッツをちょっと跳び急いしまって抜けてしまったので、後半のルッツのところでループをつけようと思って跳んだら、ちょっと乗り切らずに転んでしまって。これだけ失敗したら「何やってもいい」っていう気持ちで、フリップにもループをつけるのは迷わずにいけて、回転は足りなかったけど、降りることはできたので、最後まで自分らしい滑りと、演技ができたかなと思います。

女子フリーに向け練習する青木(撮影・前田充)

女子フリーに向け練習する青木(撮影・前田充)

―新たな気持ちで臨んだシーズン。振り返っていかがですか

本当に充実したシーズンになったかなと思っていて、この場で全てを出し切るっていうのが目標だったので、それはかなわなかったんですけど、たぶん最後の全日本なので、最後…(涙)自分らしい演技をしっかりして終えられたので、そういう意味で悔いはないです。

―この経験をこれからどう生かしていきたいですか

本当にスケートを滑るっていうことはすごく大好きなので、競技から離れても、アイスショーだったり、そういう場で皆さんに演技をお届けできたらいいなと思います。

女子フリーで演技する青木(撮影・前田充)

女子フリーで演技する青木(撮影・前田充)

―全日本選手権で出し切りましたか

出し切れはしなかったんですけど、練習のできていた半分ぐらいしかフリーはできなかったんですけど、自分らしい滑りっていうのは出し切れたかなと思うので、もういいかなと思います。

―最後の全日本という発言がありました

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。