【坂本花織の言葉】「楽しすぎ、はしゃぎすぎ」志願した主将、笑顔で告げた別れ/国別

フィギュアスケート女子の坂本花織(25=シスメックス)が、世界国別対抗戦に笑顔で別れを告げました。

4大会連続となった今大会はショートプログラム(SP)で2位、フリーで3位となり、日本の銀メダルに貢献。主将としてチームを盛り上げ、「2年後は絶対に出ない」と明言しました。

取材でのコメントを前日練習、SP、フリー、一夜明けの順で一挙配信します。

フィギュア

<フィギュアスケート:世界国別対抗戦>◇4月16~20日◇東京体育館◇女子

オープニングセレモニーで笑顔を見せる、左から鍵山、千葉、坂本、三浦、木原(撮影・宮地輝)

オープニングセレモニーで笑顔を見せる、左から鍵山、千葉、坂本、三浦、木原(撮影・宮地輝)

16日 公式練習を終えて

公式練習前、桜の飾り付けをする坂本(撮影・宮地輝)

公式練習前、桜の飾り付けをする坂本(撮影・宮地輝)

―今の状態はいかがですか

世界選手権に1番のピークを合わせていたので、コンディションとしては難しい大会になりますが、比較的リラックスできていて、案外体もまだ試合モードなので(笑い)。状態は良いほうだと思います。

―日本代表は「完熟フレッシュジャパン」とのことですが、坂本選手の完熟度はどうですか

この大会は4回目で、今までの経験がたくさん助けてくれるだろうと思います。それを次のフレッシュ側が汲み取って、生かしてくれたらうれしいです。

―今大会は楽しい仕掛けを考えていますか

いろいろな選手と相談して、誰のキスクラの時に何をしたいかなと。いろいろ考えてグッズを見たりしていたので。本番で100%発揮できるか分からないですが、盛り上がればいいかなと思います。

―2大会連続のキャプテンですが、今大会の目標は何ですか

前回はキャプテンということで、年上の方々が多かったので、自分自身無理しすぎた面もあったなと思います(苦笑)。今回は(年齢を)上から数えたほうが自分の順番も早くて、これが国別なんだというのを他の選手が味わってもあって、キャプテンのイメージがきつくないように、受け継ぎやすいようになればいいなと思います。何でも自分でやりがちなんですけど、ちょっと頼ることもしようと決めています(笑い)。

笑顔で飾り付けする左から坂本、吉田、森田、千葉(撮影・宮地輝)

笑顔で飾り付けする左から坂本、吉田、森田、千葉(撮影・宮地輝)

―今季の締めくくりとなる大会でもありますが、どのように臨みたいですか

シーズン最後の大会でもありますし、来シーズンへ向けて団体戦の練習ができるのはここだけなので、来季へ向けて調整しつつ、今季の最後の力を出し切れたらと思います。みんなが『楽しかった』『チームジャパンはやっぱり最高だな』と思えるような大会になればいいなと思います。

―4月9日に25歳になりました。25歳の誓いはありますか

25歳…アラサーの第1歩ということで、もうちょっと関西のノリを制限しつつ、おとなになれたら。自分はこれで戦っていくんだというのを示せればいいなと思います。25歳はこれまでの(競技人生を)総括した1年になればいいなと思います。

―公式練習の曲をかけた通し練習では、ダブルアクセル(2回転半)で上体を後ろにのけぞらせながら軌道へ入っていく時に体勢が崩れて、ジャンプを跳べないシーンがありました

ふらつきました(笑い)。でも普段の練習でもたまに起こることなので。疲労ですかね(苦笑)。

―他の選手がフリーの曲で滑る中、ショートプログラム(SP)を曲かけに選んだ意図はありますか

ショートのあとに中日があるので、そこでフリーの調整ができるかなと。あとは自分自身がショートのほうが不安が大きいので。6番目だったんですけど、ショートをやりました。

―今大会で確認しておきたいことはありますか

練習が全くできていなくても、ここまでできるんだということを知れれば、1つの経験となって「こういうこともあったなぁ」と。練習があまり足りていない状態でどこまでできるかなと思います。

公式練習を終え笑顔でピースをする坂本(撮影・宮地輝)

公式練習を終え笑顔でピースをする坂本(撮影・宮地輝)

―キス・アンド・クライの飾り付けはご自身で準備したんですか

本文残り82% (6525文字/7943文字)

岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。