【中野園子の言葉】「感動するプログラムを作ってほしい」ラストシーズンを歩む教え子への思い

今季限りでの現役引退を表明している坂本花織(25=シスメックス)が、2年連続4度目のNHK杯制覇を果たしました。ショートプログラム(SP)では2位に約10点差をつける貫禄の滑りで首位発進を果たし、フリーで150・13点、合計点227・18点をマーク。ともに今季世界最高得点を更新し、GPシリーズ上位6人が対象のファイナル(12月4~6日、愛知・IGアリーナ)進出を決めました。

それでも、指導する中野園子コーチは「まだまだ伸びしろがある」とコメント。感傷に浸ることなく、集大成となる大舞台へ向けての課題を口にしました。試合後に語った教え子への思いを「中野園子の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇11月8日◇大阪・東和薬品RACTABドーム◇女子フリー



女子フリーの演技を終え、手を振る坂本(右)と中野コーチ(撮影・前田充)

女子フリーの演技を終え、手を振る坂本(右)と中野コーチ(撮影・前田充)



―今大会に入ってからの坂本選手の状態はいかがでしたか

いつもと一緒ですね。


―坂本選手は「緊張している」とおっしゃっていました

緊張しているのであれば、もう少し早めの行動をしてほしいですね。いつもギリギリなので。


―坂本選手は「ストレスを抱えている」とおっしゃっていて、思い通りにならないところが多いようですね

そのためにはもっと練習しよう、と。まだまだできる。まだまだ伸びしろありますから。


女子フリーの演技を終え、笑顔を見せる坂本(撮影・前田充)

女子フリーの演技を終え、笑顔を見せる坂本(撮影・前田充)


―最初に今季限りで引退することをお話しされたタイミングはいつでしたか


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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。