愛のある恩師、幼なじみの佐藤駿に見守られながら…鈴木なつがインカレで感じた喜び

今月上旬のフィギュアスケート学生氷上選手権(インカレ)では、「インカレ」ならではの場面がありました。1月11日の女子フリー。今季限りで現役を引退する鈴木なつ(22=関西大)の演技では、リンクサイドで佐藤駿(21=明治大)が見守る場面がありました。同学年の2人は、幼少期のころに仙台で切磋琢磨した仲。鈴木は仲間からの応援に感謝しました。現地取材した記者の「取材後記」とともに、鈴木の思いを「Ice Story」としてお届けします。

フィギュア



日本学生氷上選手権女子フリー後に声をかける佐藤(右)と感激する鈴木(撮影・藤塚大輔)

日本学生氷上選手権女子フリー後に声をかける佐藤(右)と感激する鈴木(撮影・藤塚大輔)


鈴木が感じた喜び「思ったよりも応援してくれて」


女子フリーの8番滑走。

鈴木が出番を迎えると、リンクサイドにはたくさんの仲間たちが駆けつけていた。その中には幼少期に仙台で日々をともにした佐藤の姿もあった。

1人ひとりとハイタッチを交わす。今季から再び師事した浪岡秀に見守られながら、スタートポジションに立つ。

それだけで胸がいっぱいだった。

「これまでのインカレの中で、一番たくさんの人に立ってもらって、ハイタッチをしたと思います。私は仙台でスケートを始めて、山梨と大阪に移って、いろいろなブロックを渡ってきて。関大の子たちがリンクサイドに立ってくれるとは聞いていましたが、昔からの友達が思ったよりも応援してくれているんだな、と。自分としては、それが何だかうれしかったです」

リンクに沿うようにしてできた人垣は、これまでの歩みを強く肯定してくれているような気がした。


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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。