過去最高の熱狂!バレー代表戦、自国開催を大成功に導いた関係者の思い/取材ノート2

バレーボールの国際大会ネーションズリーグ(VNL)。世界のトップチームが男女16チームずつ参加し、各国を転戦してリーグ戦を行うこの大会は、18年の創設以来、毎年日本で開催されてきました。日本では7度目の開催となった24年6月の福岡大会(西日本総合展示場)は、スイス・ローザンヌに拠点を置く「バレーボールワールド(VW)」が、福岡県、北九州市とともに運営。VWが日本で初めて自治体と組んで行った国際大会は、過去最高の観客動員となる8万4520人を記録する大成功を収めました。VW日本戦略的パートナーCB最高執行責任者の青山アリア氏(42)に、その熱狂の要因を尋ねました。

バレーボール

ファンゾーンに押し寄せた大勢のファンⓒJVA

ファンゾーンに押し寄せた大勢のファンⓒJVA

VNL福岡大会で8万4520人動員

VNL福岡大会は、日本大会としては過去最高の観客動員数となる8万4520人を記録。福岡県と北九州市での経済波及効果は36億800万円に達し、世界的に見ても過去に例を見ないほどの大成功を果たした。大会運営の代表を務めた青山氏は、「前年大会に比べて30%近く観客動員数が伸びた。世界でも総合的に見ると最も多い国の1つとなり、開催国のチームがプレーする試合が男女ともに売り切れたのは、VNLの中で日本だけだった」と胸を張る。

同大会は、すでにパリ五輪出場を決めていた男子日本代表にとっては、ミュンヘン大会の金以来52年ぶりとなる五輪メダルに向けた前哨戦。女子日本代表にとっては、残り5枠の五輪切符を懸けた最後の大一番だった。フィーバーの要因は、国内の競技レベルや人気の高まりもあってのことだが、それだけではなかった。

本文残り74% (1151文字/1565文字)

スポーツ

勝部晃多Kota Katsube

Shimane

島根県松江市生まれ。2021年4月入社。高校野球の神奈川担当などを経て、同年10月からスポーツ部に配属。バトル班として新日本プロレスやRIZINなどを担当し、故アントニオ猪木さんへの単独インタビューや武藤敬司氏の引退試合、那須川天心―武尊などを取材した。 23年2月から五輪班に移り、夏季競技はバレーボールを中心に担当。同年秋のW杯や24年夏のVNLなど。冬季競技はフィギュアスケートをメインに務め、全日本選手権は2年連続で取材中。X(旧ツイッター)のアカウントは「@kotakatsube」。