【草野 新入幕会見全文】初めてのマゲ、覚醒の理由、兄弟子から学ぶこと

2場所連続十両優勝を果たした草野(24=伊勢ケ浜)が、2025年名古屋場所で新入幕を果たしました。

初土俵から8場所、ついにマゲを結いました。

6月30日の新入幕会見の全文をお送りします。

大相撲

番付発表会見前に髷を気にする草野(撮影・森本幸一)

番付発表会見前に髷を気にする草野(撮影・森本幸一)

「なんか違和感あります」

―NHKの三輪から代表でいくつか質問をさせていただいて、その後、各社の皆さんからの質問にお答えいただければと思います。では、まず草野関にうかがいます。新入幕おめでとうございます。

草野ありがとうございます。

―番付表を見てどんな気持ちになりましたか

草野名前が大きく載ってたので、出世したなとうれしく思います。

番付発表会見をする草野、左は師匠の伊勢ヶ浜親方(撮影・森本幸一)

番付発表会見をする草野、左は師匠の伊勢ヶ浜親方(撮影・森本幸一)

―そして、それに合わせて私たち関取の姿を見てちょっと驚きましたが。マゲも結えるようになりました

草野はい。まだ鏡で自分の姿見てないんでわかんないですけど。似合ってるかわかんないですけど、ちょっと違和感が。ちょっと頭の感じはちょっと違和感です。

―よくお似合いだと思います。いつ結ったんですか

草野さっきです。

―これが本当に初めて

草野はい。

―感覚は随分違いますか

草野引っ張られてる感じで、なんか違和感あります。

番付発表会見で髷を気にする草野(撮影・森本幸一)

番付発表会見で髷を気にする草野(撮影・森本幸一)

―しかし、幕内力士になって、さらにマゲを結って、これで本当の力士になったなという実感も大きくなったんじゃないでしょうか

草野そうですね。はい。やっぱりマゲを結ったことによって、力士になった実感がですね、湧いてきます。

―鏡はいつごろ見る予定ですか

草野終わって。はい。タイミングで見ようかなと思ってます

―十両は2場所で通過、しかもどちらも優勝という素晴らしい成績でした。この2場所については今振り返ってどうですか

草野そうですね。あの場所もしっかり稽古もできてましたし、同じ部屋の関取衆だとか稽古させてもらって自信もあったので、その結果が出たかなと思ってます。

―新十両をつかんだ時には少し幕下で時間がかかったというふうに草野関は振り返っていましたけども、この十両の2場所通過ということについてはどう感じてますか

草野そうですね。前に出て自分の相撲が取れてた結果かなと思ってます。

番付発表会見をする草野(撮影・森本幸一)

番付発表会見をする草野(撮影・森本幸一)

―特に何かこの2場所で手応えを感じたような取り口、あるいはこの1番が大きかったというようなのがもしあれば教えていただきたいです

草野大阪場所での12日目で優勝決めた1番は、やっぱり自分の中ですごく残ってますし。それが、印象がとても大きいです。

―例えば、こういう力がついてきた、こんなことができるようになったと成長として今実感している部分は

草野立ち合いから前に出て、自分の形にならなくても、しっかり前に出て押し切るって相撲が増えたので、それがやっぱ勝ててる勝因だと思ってます。

―これで入門から1年と少しになりますけれども、幕内という番付までたどり着きました。幕内力士という地位については、入門前はどんなふうに想像しましたか

草野そうですね、入門前の時は、もう早く関取に上がろうという気持ちだったんですけど、やっぱり関取に上がって十両になったら、やっぱり早く幕内に上がりたいという気持ちも強くなって、今は上がったばっかりなんですけど、まさに上を目指して、新しい目標を立てたって感じです。

番付発表会見をする草野(右)左は師匠の伊勢ヶ浜親方(撮影・森本幸一)

番付発表会見をする草野(右)左は師匠の伊勢ヶ浜親方(撮影・森本幸一)

しこ名はどうなる?

―わかりました。では、また後ほどうかがいます。師匠にここでおうかがいします。十両2場所通過。師匠の目には、この2場所の草野関の相撲はどんなふうに見えていたでしょうか

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スポーツ

佐々木一郎Ichiro Sasaki

Chiba

1996年入社。特別編集委員室所属。これまでオリンピック、サッカー、大相撲などの取材を担当してきました。X(旧ツイッター)のアカウント@ichiro_SUMOで大相撲情報を発信中。著書に「稽古場物語」「関取になれなかった男たち」(いずれもベースボール・マガジン社)があります。