プレスリリースに書かれていなかった事実 午前3時に何があった? 処分は妥当か?

日本相撲協会は4月9日、伯乃富士の暴力を振るった伊勢ケ濱親方(元横綱照ノ富士)への処分を発表しました。

「協会員の暴力行為に対する処分について」と題したプレスリリースを読み、さらに取材を進めると、事態のディテールが分かってきました。

はたして今回の処分は適切だったのでしょうか? 私なりの考えを書きました。

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書かれていない事実とは?

4月9日に報道陣に配布されたプレスリリースは、プリントするとA4用紙2枚半になる。そこには(1)事案発覚時の経緯、(2)コンプライアンス委員会の調査結果を処分意見、(3)理事会決議と今後の対応の3項目が書かれていた。

伊勢ケ濱親方への懲戒処分は委員待遇年寄から年寄への降格と報酬減額(10%を3カ月)となった。伯乃富士には、八角理事長(元横綱北勝海)からの厳重注意となった。いずれも、コンプライアンス委員会からの答申をそのまま、理事会が承認した。

私は、この文書を読む限り、処分は妥当だと感じた。しかし、さらに取材を進めると、プレスリリースだけでは知り得なかった情報に行き当たり、印象が変わった。その根拠は、以下の通りだ。

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スポーツ

佐々木一郎Ichiro Sasaki

Chiba

1996年入社。特別編集委員室所属。これまでオリンピック、サッカー、大相撲などの取材を担当してきました。X(旧ツイッター)のアカウント@ichiro_SUMOで大相撲情報を発信中。著書に「稽古場物語」「関取になれなかった男たち」(いずれもベースボール・マガジン社)があります。