ボート界でひと足先に“夏の甲子園”が始まる。来月23~28日に浜名湖で第1回の「G2全国ボートレース甲子園」が行われる。出場選手は、各都道府県(今年は鳥取県は該当者なし)から1人が選ばれ、中にはSG、G1の常連ではない選手もいる。そこで、B1で沖縄代表に決まった前川守嗣に話を聞いた。

ボートレース甲子園で初のSG切符を狙う前川守嗣
ボートレース甲子園で初のSG切符を狙う前川守嗣

-大会が開催されると知った時の感想は?

前川 沖縄出身の選手は数が少ないので、よっぽどフライング休みにならなければ、出られるかなと思っていました。

-モチベーションが上がる部分はありますか?

前川 勝てばSG(クラシック)に行けるというのは大きいです。

-最近、弟子を取った

前川 124期の上原健次郎(23=福岡)です。同じ沖縄出身で、お互い、今は福岡で生活しています。彼も沖縄代表を狙っているかもしれないけど、“後3年は自分が出る”と言ってます(笑い)。

-抱負を教えてください

前川 まずは減量をしっかりやりたい。いいエンジンを引いて、頑張りたい。

◆前川守嗣(まえかわ・もりつぐ)1982年(昭57)1月29日、沖縄県生まれ。福岡ボートでレースを見て選手を志望。やまと学校(現ボートレーサー養成所)の91期生として、02年11月福岡でデビュー。同年12月からつで初勝利。09年8月福岡で初優勝。通算優勝6回。最近の趣味はキャンプ。165センチ、57キロ。血液型A。

◆ボートレーサーの出身地 もともとは現住所を情報として提供していたが、14年4月から出身地に変更された。出身地とは一般的に、「主に育った場所」、「最も長く住んでいた場所」を指すが、明確な定義はなく、選手本人が都道府県を選択することができる。