女子ボートレーサーの魅力に迫る「ビューティフル・ボートレース」。今回は出穂和鼓(17=山口)を紹介します。

世間で言えば女子高生。まだ友達と話をしたり、恋をしたり青春まっさかりのZ世代が、勝負の世界で何を目指すのか。休みの日は、積極的にレース場へ足を運び猛特訓。著しい旋回力の成長で周囲の評価もうなぎ上り。無限の可能性を秘める。水神祭を挙げる日はそう遠くない。


カポックを脱げば雰囲気はガラッと変わり10代の少女の顔になる
カポックを脱げば雰囲気はガラッと変わり10代の少女の顔になる

-ボートレーサーになたきっかけ

出穂和鼓(以下出穂)

小学4年生の時、ジェットコースターとか速い乗り物は苦手だった。でもボートレース徳山でペアボートを体験してスピードに魅力を感じて、もうこれしかないと思いました。ボートは楽しかった。水の上を走るのは気持ち良かったし、体験したことがない感覚で感動しました。徳山でSGグランドチャンピオンがあった時に、峰(竜太)さんのターンを生で見て、かっこ良かった。憧れがさらに強くなりました。

-学生時代の部活

出穂 レーサーを目指すなら海のスポーツをした方がいいと思い、中学1年生からウインドサーフィンをやっていました。体感も鍛えられるし、海が好きだったので(笑い)。中学2年生の時、全国大会に出場しました。練習は楽しかったですよ。


ウインドサーフィンの練習に明け暮れた中学3年間
ウインドサーフィンの練習に明け暮れた中学3年間

-養成所は2度目の受験で合格

出穂 134期に受けて1次試験で落ちました。次こそは、と思って必死で勉強して、2度目で受かりました。家族は応援してくれたし、高校へ行かなかった選択も反対されなかったので頑張りました。

-養成所時代の思い出

出穂 最初は不安だったけど、徐々にわくわくして楽しみの方が多かった。初めてのことばかりだったけど、毎日ボートに乗って楽しかった。学科が苦手で、試験もいい成績が取れなくて、よく自習を延長していました(笑い)。


修了式の会食、原田富士男教官(右)と記念撮影
修了式の会食、原田富士男教官(右)と記念撮影

-青春時代はボートに打ち込む

出穂 とにかく早くボートに乗りたかった。レースがやりたかったので今は楽しい。同級生と遊びたいとかは思わないですね。でも休みの日には、同期と出かけたりしてリフレッシュしてます。

-料理はすでにA1級

出穂 料理は得意でよく作ります。一番得意なのはハンバーグ。祖父が料理上手で、昔から祖父が作るハンバーグが大好きで教えてもらいました。今年の母の日には祖父と祖母、家族に振る舞いました。祖父からは太鼓判を頂けました(笑い)


水神祭を目指して同期4人で奮闘する日々(左から高橋涼夏、戸田海咲音、本人、日隈茜)
水神祭を目指して同期4人で奮闘する日々(左から高橋涼夏、戸田海咲音、本人、日隈茜)

-デビューからこれまでを振り返って

出穂 ピットでの作業は少しずつ慣れてきたけど、レースは思い通りではないですね。プロは厳しい。養成所の時にできたことができない。道中で抜かれるし、旋回のスピードが違う。先輩は速くてうまい。SGに出場し続ける選手を目指しているし、上のレベルの人たちと戦いたいので努力するだけです。

-目標の選手は峰竜太

出穂 峰(竜太)さんは長い間SGの舞台で活躍を続けることはすごい。YouTubeとかインスタはチェックしています。選手になってまだ会えてないので、モンキーターンとか、技術面の話を聞きたいです。

-最後にボートレースの魅力を教えて下さい

出穂 努力次第で実力も成績も上がる。頑張れば結果が出るところです。

※次回は9月10日更新予定


仲良し同期3人で観光(左から高橋涼夏、本人、戸田海咲音)
仲良し同期3人で観光(左から高橋涼夏、本人、戸田海咲音)

◆出穂和鼓(いずほ・わこ)2007年(平19)12月29日、山口県生まれ。山口支部。135期生として、24年11月に徳山一般戦でデビュー。獲得賞金は316万8000円(8月5日現在)。165センチ、51キロ。血液型O。