【村上正洋・ムラムラ車券】

 栄えある初日1R1番車には松谷秀幸が指名された。普通、売り出し中の若手が入ることが多いだけに、松谷は「オレ、もう34歳ですよ」と目をむいた。記者が「1Rで勝てば(2予まで)丸2日、幸せな時間が長くすごせますよ」と慰めると、「逆に万が一のことを考えると長いですよ」と自虐気味に笑う。前回G3を制して競走得点もさらにアップ。メンバー最高の得点を持って、負けられない立場だ。「本当は強い選手の当て馬にされた方が気合が入る。でも、守りに入らずタテ勝負します」ときっぱりと言い切った。

 ◆1R その松谷に期待する。落車禍によるスランプも経験したが「ずっと落車してないから状態はいい」(松谷)。自在性があるゆえにさばきのレースもできるが、今は無難に前へ踏む競走が中心だ。西村を射程内に入れてまくりで仕留める。3連単(1)から2、3着は(2)(3)(7)(9)の絡み。

 ◆4R 千葉勢は大挙15人を送り込んだ。その中には石井秀治、近藤隆司、田中晴基、鈴木裕、岩本俊介、根田空史、山中秀将と動ける選手がずらり。そんな中、海老根は「こんなに南関に自力がいるのに…」と、まさかの自力勝負に苦笑しきりだった。しかし、前回、松山F1で優勝と状態は悪くない。足をためてまくり勝負。3連単(7)から2、3着は(1)(2)(3)(8)の絡み。

 ◆5R 山本が直前合宿で「感じ良く仕上がった」と手応え十分。続く東口の差し目から。3連単(2)から2、3着は(1)(5)(6)(7)の絡み。